窓から見える樹々が緑色に染まる季節になった 先日は久し振りにっうか、ン十年振りにスタミナ太郎まで出掛けたが菅平から須坂までの道程、遅い桜開花が道中を楽しませてくれた 以前は上田駅から真田線傍陽線と現在の別所線同様の線路があり、線路沿いの一部桜並木もこの時期車中から沿道の季節狭間を感じたものである スタミナ太郎は二年に一度の東京モーターショーの帰り道に発見した食い物屋だったが、当時はそれがスタミナ太郎の一号店とは知らず「おらが長野にも在ったら良いなぁ〜」と、食い意地の張ったデブの俺には垂涎の店だった 一時期ポコポコと全国に増えたがコロナ禍で殆ど撤退し残念である 当時は肉ガッツキの若い俺も今や焼肉キングでの硬い肉からの歯茎の痛み牛角も同様(経験値)、昨今では肉と云えばしゃぶ葉シャブシャブオンリー状態 ま、スタミナ太郎でも肉は固いが取敢えず薄いぺら肉 子供の頃「食べ物で遊んではいけません」と厳しく嗜まれたが、唯一スタミナ太郎は邪道の食べ物で遊ぶ場所 寿司ネタを焼いてみたり、舎利をサラダドレッシングで食べたり、懐かしいクリームソーダを作ってみたりと童心に帰る場所でもある
子供の頃一寸だけ余所行きの格好で家族皆で出掛けたほていや百貨店 今は八十二銀行の抵当に入って建物は壊されマンションが建っているのだが、当時は屋上観覧車やモノレールが設置され遊んだ後は展望大食堂(ファミリーレストラン)でご飯を食べるのが嬉しかった思い出 屋上遊園地までの階段沿いに爬虫類や金魚が売られていたが、妹達が怖がって泣いていたのも懐かしい ほていや百貨店の道路を挟んだ前には八百屋の八百福と肉のこんどう こんどうの二階三階にもファミレスが在り、お子様ランチとクリームソーダを頼み、お子様ランチの旗を持って帰るのが嬉しくも楽しかった想い出 大人になったらソフトクリームの機械を買って好きなだけ食べてやると思っていた馬鹿な俺 大人になって好きなだけアイスクリームを買って食べても(当時は乳脂肪分が少ないのでアイスミルクだが)、当時の喜びは無い 単純に飽食になり心が貧しくなったのと心の拠り所が希薄になった事だと思う 愉しかった想いは補正され更に深く刻まれる 辛い事哀しい事よりも楽しかった想いの補正力は強い
父親は転勤族で最終的に上田に骨を埋めた訳だが、子供の頃は鈴蘭荘と云う名の市営住宅に家族で住んで居た事がある 子供頃遊んだ広場は大人になって出掛けてみたら思いの外小振りの広場で、俺が自転車ごと突っ込んだ中華餃子屋は煙草屋に変わっていた あちらこちらに微妙な痕跡は残る建物達 若し建物の言葉を訊けるのなら、建物や樹々は何と答えるのだろう 動物は生き延びるために様々な情報をDNAに登録し危機を危険を生るべく回避してきた 例えば赤血球の中に酸素を運ぶヘモグロビンっう色素があり酸素溶結合して全身を駆け巡るが、DNAの一部が異なると赤血球が通常の丸い円盤型では無く、三日月型の鎌形赤血球症になる場合がある 赤血球の破壊による酸素運搬能力が低い慢性貧血を特徴となるのだが、アメリカに住む黒人の10%がこの遺伝子を持つと云われている(経験値) 残念に思える鎌形赤血球症だが実はマラリア原虫が赤血球に入ると、赤血球が壊れ原虫の増殖が出来なくなり命が助かる 我々一般の通常赤血球にマラリア蚊の原虫が入ると赤血球の中の酸素を吸い、ヘモグロビンを食べ増殖し溶血させ次の赤血球に移り更に増殖し、繰り返される溶血発作と高熱により我々は死ぬ どちらが良いのかと云えばマラリア蚊の多い地域では生き延びる事に特化されたDNAを持つ人々が望ましく、それ以外の地域では特殊な赤血球を持たなくとも生き永らえる環境因子を持たない人々で良いのだわな 貧血で苦しむとしてもマラリア熱で死ぬ事が無い 現在コロナ禍で世界中の人々が多数亡くなっている 震災が世界同時にアッチコッチで発生している状況 職を失った人や家族を失った人達の悲しみと怒りが徐々に発生源に向けられている 増長した国に天罰を与えるべく各国の空母打撃群空母機動部隊が、日本の自衛隊と合同演習する事で牽制に繋がるかも知れん 片や排水量約4万トンの強襲揚陸艦(米軍主力級同タイプ)や潜水艦発射弾道ミサイル搭載の原子力潜水艦も就役しているし、軍事費は全世界の二割弱と超右肩上がりの凶暴国家 6月には米ロの首脳会談 全人類は80億人を超えたが、国際稲研究所(IRRI)のレポートによれば地球が養える限界は83億人だそうな 今年は変革待った無しの時代になり、我々人類のDNAが改変追加されるかも知れん 今年の6月から7月に掛けて世界史に大きな事変が刻まれない事を願う。
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