▼告白 その4

そしてチャンス到来!

「しかしレジェンズも鼻血って出るんだな〜」
「俺びっくりしちゃったよ」
「やっぱチョコレートの食べすぎとか?」
シュウは色々と話しながらも
横になっている2竜の頭のタオルを替えたりして
甲斐甲斐しく世話をしている


そして皆の気配が完全に遠くへ行って気配が消えたことを確認して
シロンとランシーンはむくっと起き上がった

「お!大丈夫??もう平気なの??」
シュウがシロンの額に手を当てようとする
その手をシロンはぐっと掴んだ
「?」シュウはキョトンとしてシロンを見る

「・・・・す・・すす・・・好きだ!」
「つか愛してる!!サーガ!!!」

ついに言った!!心の中で色んな自分が拍手を送るシロン

ランシーンは取りあえず事の成り行きを見守る

「はあぁ?ナニ言ってんの?お前」
「鼻血出しすぎじゃねぇの?」
ごもっともな意見


「鼻血は関係ねぇよ!俺の本心だ!!」
「まぁアレだ!付き合ってくれ!!」
「てか恋人になってくれ!!むしろ恋人になれ!!!」
「でもって最後はゴールインな!」
シロン素敵に暴走中

「・・・・・」
黙って聞いていたシュウ
「あ〜・・・そのさ、お前ゴールインって結婚ってこと?」

「出来るもんならしたいな!結婚!!」とシロン

「そりゃ無理だろう!だってお前ら戸籍ないじゃん!!」シュウも負けじと答える

目を一瞬ピクリと引きつらせ
「ほ〜・・・お前戸籍の意味解ってて言ってるのか?」

(イヤ!そこ突っ込む所と違うから!)とランシーンはシロンに心の中で突っ込む

「馬鹿にすんなー!!ソレくらい知ってるさ!!」怒り爆発のシュウ


「だいたい結婚って男と女がするもんだろ?」と
言ったとたんシュウの動きが止まる
「まてよ・・・?」顎に手を当て考えるポーズのシュウ


「もしかして・・・お前ら・・・」

「女だったとか?」

シュウの爆弾発言に一気に固まる2竜

「「なんでそうなる??」」シロンとランシーン同時発言

「だってお前らちん○んないじゃん!」とシュウ

「ち○ちん言うなー!!子供も見てるかもしれないんだぞ!!」
(見てません)
「俺達は男だ!普段は隠してるんだよ!!」
「そんなの出したままじゃ戦闘の邪魔になるだろ!!」
「しかも攻撃されたら痛いじゃねぇか!!」
(痛いだけかよ)
「『脳ある鷹は爪隠す』って言うんだよ!!!」
(それは使い道が違う)
さっきから暴走中のシロンに心の中で突っ込み入れまくるランシーン
そのポーズは正に漫才の突っ込みのごとく
左手は横にビシッと振られていた


結局「告白」はしたものの
シュウには上手く伝わらず

2竜はただただぐったりと疲れただけだった・・・・




合掌



おしまい


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あとがき

ようやく終わりました
前のテンションが上手く出ないで
ちょっと中途半端な未消化で終わってしまいました
すいません