▼火傷(シロシュウ※微エロ)
※少しえっち描写ありです、ご注意ください

「熱っ!!」
秘密基地の屋上でシュウが叫ぶ

「ん?どした??」
シュウの横で気持ちよく昼寝をしていたシロンが
シュウの叫び声で起き上がる

シュウは口に手を当てて涙目になっている
もう片方の手にはコップの形をした水筒の蓋を持っていた

「口やけろした〜(;;)」(口火傷した〜)
シュウは口を押さえつつ言う

朝、秘密基地に出掛ける前に
母親からポタージュの入った水筒を貰っていたのを思い出してシロンは
「なんだよ、お前ガブ飲みしたのか?」
「熱いから気をつけろってお袋さん言ってただろ?」
と呆れながら言う

「らって・・・もう大分時間経つし、大丈夫らって思ってたんらもん・・・」

「魔法瓶だしそんなに簡単に冷めねぇだろ?」

「うん・・・そうみらい・・・」(うん・・・そうみたい)
半泣きのシュウ


「あ〜!!もう!口開けて見せてみろ!」
シュウの顎を指でくいっと上げるシロン

「ん・・・」
あ〜んと口を開けて舌を見せるシュウ
確かに紅くなっている

「・・・・・・・」

シュウの目は半泣きで潤んでいて
なおかつ舌まで出している
ぶっちゃけかなり色気を感じる

そんなシュウの顔を見つめていて
ほんの少し心に火がつくシロン

「・・・・・・」

自分の顔をシュウにそっと近づける
「ふぇ??」
シュウの口にシロンの口が触れた

「ん・・・・ふ・・・」
シュウの舌にシロンの舌が重なる
「ん・・・んぅ・・・」
シロンの口の中にシュウの飲んでいた
ポタージュの味が広がる

いきなりの出来事でシュウは驚き
手をバタバタさせて逃げようとするが
力の差がありすぎて意味が無い

そしてしばらくしてシュウはシロンから開放される

顔を真っ赤にして
シュウはシロンの鼻先をコップでバシバシ叩きながら
「い・・いきなり何するんだよ!!」と怒る

叩かれながらも笑いながらシロンは
「いててて!叩くなよ!」
「てか・・アレ?お前知らねぇの?レジェンズの唾液ってのは傷を癒す効果があるんだぜ」
と言う

ぴたりと手を止め
「え??マジ??」
とシュウは聞き返す


「ウ・ソvv」
悪戯っぽい顔をしてニヤリと笑うシロン


「・・・・・〜〜〜〜〜(怒)」
シュウは益々顔を紅くして
「このぉ!変体ドラゴン!!」と叫ぶ



顔が熱い

喉が焼けるかと思った

でもコレはポタージュの熱さだけじゃない

口の中だけでなく

心まで火傷しそうなくらい熱くなったシュウだった



おしまい


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あとがき

うはっ!ごめんなさい
キスまでなら表でもOK?と思いつつ書きました
でもなんつうか・・・裏の方が良かったかな(滝汗)
いや、描写は控えめのはず、控えめというより
はしょりすぎなくらいはしょってるハズ(多分)
好きな人には全然たいした事無い内容だね(平謝り)
苦手な人はごめんなさい(平謝り)