▼嘘吐きの賞賛は要らない
自分の何処が悪いのか
他人の何がそんなに良いのか
分からない僕は無意識または意識的な自惚れ屋
結局、何度も誰かが話しかけてくれたり
褒めてくれたり励ましてくれたり
それは仲が良いから下手でも褒めるとか
本当はどうでも良いけど友達でいる為に励ますとか
その程度のことなんだろうと思った
だから僕は、友達には褒められたり励まされたりしたくなかった
響かない言葉は僕の心を逆に遠ざけてしまう気がして
僕は、僕は、願わくば、人気者になりたかった
人間が嫌いと言いながら、それでも誰か僕を見て欲しかった
僕が何度冷たくしようと突き放そうと、話しかけてくれるような、
僕をただ利用する為だけに求めている人とか、好きでもないのに友達になりたがる人とか、
そんな裏切りは欲しくなかった、だれだってそうかも知れないけれど
偽物の賞賛と嘘吐きな応援を浴びすぎた僕は、
偽りも本物も何一つ見分けられないんだ
本当に僕が好かれているのか、敢えて言うならただそれだけで良かった
それさえ知れば、分かれば、僕がどうすれば良いのかも分かるのに
此処からいなくなるべきか、それとも、
僕は、
此処にいても良いんだろうか