▼葛藤
ああ、誰か僕に判決を、
これが何なのか教えておくれ
君を見てると正直、分からないんだ
何で僕を苦しめるんだよ、返事をしてくれよ
こんな事が始まったのはそう遠くない過去
ある日突然僕に下されたジャッジ
どうしてこんな運命なんだよ、誰か何とか言ってくれ!
なぁ僕だけなのか、誰か味方はいないのか、
何処かにいたら返事してくれよ、成る可く大きめの声で
君だったりしないよなぁ、そうだったら困るなぁ、
まさかなぁ、いやそんな訳ないよなぁ、
僕の明晰な思考回路もどうやら結構ガタが来てるらしい
きっと僕はふざけてるだけなんだ
なぁ君、ごめんよ、僕の戯言に巻き込んで
平手でも何でも良いから怒っておくれよ
どうにかしてくれ、いや、君じゃなくていいからさ
思考回路は正常か?
熱は無いか?
怪我もしてないか?
睡眠時間は確保しています!
そうかそれは良かった、じゃあこれは何だ、
熱にうなされて譫言を言ってるんじゃないのか?
なぁそうなんだろう、おい、頷けよ!
待て待て逃げるな
それじゃ認めてるみたいだ
まさか、まさか、そうなのか?
ああ、誰か、誰でも良いから、僕に判決を!
出来れば君に、僕の裁判所の全てを譲りたい