▼僕と僕

どうしてだろうか 何故に後悔ばかり

こうも馬鹿みたいに繰り返しているんだろうか

どうしてどうしてどうしてどうして

そう考えている内に 真っ白になる

真っ暗になる 世界と 視界と




学校では多少のことでは怒りません

どうぞ? 何とでも言ってくださいな

噛みつきませんよ 笑顔? はい笑ってあげましょう

くだらない話でも微笑んであげますよ?

つまらないゲームにも乗ってあげるわよ?

安心して話がしたい人は私のところへ来れば良いのよ


何やってんだ僕は おーい聞こえてる?

返事をしなさい 僕は僕なのに 言うことを聞きなさい

無意識の内に緩む口元 頭の中で渦巻く嫌悪と比例して溢れる笑顔

どうやら内面の苛立ちと表面の愛想は反比例

あれ、比例だったかな反比例だったか

分からなくなってしまった




馬鹿? 死ね? そんなこと、笑いながら冗談でも言うなって

死ねって言う奴が死ねば良いのに そしたらもれなく僕も死ぬけど


誰かの悪口が僕の耳から中に入って

僕の中で渦巻いて加速する 嫌だ 止めろ 嫌なんだ

誰かの嫌な嫌な嫌な感情が僕の中に勝手に紛れ込んで

勝手に増幅して 勝手に僕を苦しめる こんなこと思いたく無いのに


そうだ きっと 誰かがいなくならない限り これは

僕のこれは消えない 愛想笑いで表面だけ打ち消しても

内面はボロボロだ もう耐えきれないぐらいに

だけどそれを直すことも 吐き出すことも

耐えることも 耐えないことも出来ないのだから

僕に出来ることは結局、表面だけ格好付けて笑って見せるだけ

苦しいくせにさ




はい悪口? そうけなし合い? 勝手にみんなでやってよね

私は別に注意しないわ 誰の悪口だろうと勝手に言えば良いのよ

私のことだってどうとでも言えばいい

もう、なんにも気にしないし、怒らないからね


こら、何やってるんだ、悪口なんか消えてくれ

冗談で傷付け合うなんてどれ程狂ってるんだ

嫌な言葉を吐いたその口で僕の名前を呼ばないでおくれ

おい、僕、お前だって、ちゃんとそう言えよ



無視してないでさ 何俯いてるのさ

どうして言えないんだ どうして止められないんだ

苦しいのはお前なのに 僕なのに



だって私は愛想笑いしか脳のない、

全てに従順な人型のロボットなんだから



そんなことある筈無いだろう

呼吸をして食べて寝て

それが生き物以外の訳が無い



決めつけられるのは嫌い

そのぐらい感じるし考えられるわ



あともう少しで限界だからそこまで過ぎたら怒ってやろう


そう思うのに限界が、訪れない







ある日の会話、僕と僕


会話なんてこんなものさ、バラバラでぐちゃぐちゃで混ざり合っていて

最終的にはどちらがどちらか分からなくなるの
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