▼第二章 後編 




第二章後編です!!アルの腕はどうなったのか・・・。



アルの腕について会議よって・・・。



「アル君の左腕についてなんだけど結果こうなったわ。」

すると後ろから一本の腕が出てきた

「こ、これ義手ですか?」

それを聞くとリンディは頷き。

「そうだけどただの義手じゃないわ。ちゃんと腕まであるでしょ?それにアル君は腕を失った事によって魔力が無くなったのでこの義手の中に魔力デバイスを組み込んだわ。」

ちゃんと手だけでは無く腕も出来ていた。

「魔力デバイス?」

「さすがに老王の腕には劣るけどある程度の魔法は普通に使えるようになるわ。」

そしてリンディは腰からカートリッジを取り出し。

「まだ安全性は不十分じゃないけどベルカ式カートリッジシステムを加えたわ。それによって老王の腕の魔力にそれなりに近くなるわ。カートリッジの装着の方法は・・・。」

まずカートリッジを横にし腕の下から入れ装着する。

「提督ひとつ疑問があるんですが。」

するとアルが何か疑問を持ったようだ?リンディがなに?という顔をすると

「放熱についてです。前は汗等で放熱をしていましたが今回義手でどうやって放熱するんですか?」

するとリンディはクスクス笑い

「アル君って意外と気になる事はどんどん聞くほう?それは手術で腕を装着してから説明するわ。そして装着し終わったらヒカリさんあなたの出番ね。」

「はい、私の仕事は装着時の本人への負担の軽減そして義手の衝撃による耐性を付ける事です。」

リンディはうんうんと頷き立ち上がり。

「アル君手術は後1時間後です。結構体力を使う手術ですだから今寝ていると良いでしょう。ではお大事に。」

「はい!有難う御座いました。」

ふたりはそう言うと黙り込み・・・。ヒカリが一言。

「良かったわね義手なんて良い物付けられてこれでちゃんと戦えるじゃない?」

「あぁ、これで反撃に移れる。今は提督が言ってた通り寝た方が良いみたいだ。」

「私は少しここを回ってみるわちゃんと寝なさいよ?」

おう!と言い横になりヒカリは部屋を出た。

ヒカリはある部屋に行っていた。部屋に入ると時空管理局顧問官ギル・グレアムの姿があった。

「失礼します。」

グレアムは振り返り「そこに座りたまえ」と言いお互い座り向かい合った。

「久しぶりだねヒカリ君。」

「はい、ご無沙汰しております。」

「闇の書についてなのですが・・・。」

「うむ深い因縁だな二人には・・・・。」

元々ロストロギア闇の書は魔界アルデバランにあった本である。

だがある日突然闇の書は人の前から姿を消しあらゆる世界に跳んでいる。

そして今ベルカ騎士が現れそれと同時に闇の書もあわられたのだ。

「あの騎士達と闇の書とは何か関係があるのでしょうか?」

「まだこっちでも調査中なんだよ。だが闇の書と同時に現れた以上全く関係無いとは言えない。・・・君も随分と大人ぽくなったものだね。」

するとヒカリは顔を赤くし

「いえそんな私は・・・ただアルの秘書しているだけでして・・・。」

「アル君も災難だと思うが頑張って老王の腕を取り返せるよう頑張ってくれたまえ!あれは魔界を保つ動力源でもあるんだからね・・・。」

「はい有難う御座います。では私はこれで・・・。」

ヒカリは軽く解釈をし部屋を出た。

そのころアルの手術が既に始まっておりそろそろ終る頃だった。

ヒカリがアル部屋で待機しているとアルが戻ってきた。

「終ったみたいね、どう?新しい腕は。」

「うん、感度も良好まだ慣れていないのかまだ動きはぎこちないが大丈夫だ。」

するとヒカリがアルの左腕に手を添え

「魔力はちゃんとあるみたいねこれでやっと反撃に出れるわね。」

ヒカリが嬉しそうに言うとアルが

「だがその前にこの腕のぎこちなさを無くしてくれよ・・・。」

するとヒカリがはいはいと言い魔法をかけ

「対魔法反動衝撃軽減耐性魔法・・・・。はい終わり、あとは提督が来るのを待つだけよ。」

するとリンディが入ってきて

「どうアル君?もうぎこちなさはヒカリさんに取って貰った?」

「はい、もうこの通り大丈夫です。」

アルが軽く腕を振り回して言う。

「さてさっき言っていた放熱の説明をするわね。」

するとアルの表情が鋭くなり

「まず確認するけどアル君とその腕には神経細胞が繋がっており放熱する際には左腕に熱を逃がすように思って念じるのよ、やってみてくれる?」

「はぁ、まぁ〜やってみます。」

アルが余りよく分からない顔をしながら言う。

「熱を出すように思い念じる・・・か。」

すると腕の各部から水蒸気が吹き出る。

「おぉ〜やれば出来るじゃないアル!」

ヒカリが関心したように言う。

「へぇ〜以外と簡単に出来ますね。有難う御座います。」

「うん、これで戦いにも復帰できるわね?またあの時のように頑張ってくれるわね?」

「もちろんです提督!この恩は必ず・・・。」

するとヒカリが何やら支度を始め。

「アル、私はそろそろ魔界に帰らないと行けないから行くわね。あなたのカートリッジは魔界で私が創って次元転送であんたの所に送ってあげるから安心しなさい。」

「あぁ、すまないな気をつけて帰れよ。」

するとリンディが立ち上がり。

「私もそろそろアースラの所に行くわ整備中だけど色々確認する所があるから。」

「はい、ではまた。」

アルとヒカリが敬礼するとリンディは部屋を出て行き続いてヒカリも次元空間を出し魔界に帰っていった。

「ん〜呼び出しがあるまでで休むか・・・。」


アルは葉巻を点け氷の入ったグラスにウイスキーを注ぎソファーに座り休息をとった・・・。


PM10:00

アルとなのは達、アースラクルー達がロビーに呼び出された。

「さて、私達アースラスタッフは今回ロストロギア闇の書、の捜索および魔道師襲撃事件の捜査を担当する事になりました。ただ肝心なアースラがしばらく使えない都合上事件発生地の近隣に臨時作戦本部を置く事になります。分割は観測スタッフのアレックスとランディ。」

「はい!」

「ギャッレトリーダーとした操作スタッフ一同。」

「はい!」

「そして私達の大きな戦力になるアルさんは次元空間を使いあらゆる所に行って貰います。」

「分かりました。ふぅ〜・・・。」

そう言うと葉巻の吸い始めた。

「司令部は私とクロノ執務官、エイミィ執務官補佐フェイトさん、以上3組に分かれて駐屯します。ちなみに司令部はなのはさんの保護を兼ねて、なのはさんのお家のすぐ近所になりまぁ
〜す♪」

「ぇ?・・・うわぁぁぁい♪」

そして早速司令部はなのはの近所にお引越しを開始、一方アルは・・・。

「ふぅ〜ここに帰ってくるのも久しぶりだな・・・。」

前に住んでいた別荘に居た。

「さすが結界を張っている事あってほこりも被ってないな・・・。早速腕の調子を確かめるか・・・。」

するとアルは戦闘服に変えマントを出し魔法の練習を始めた。

「はあぁぁぁぁ!!グラウンド・ブレイクゥ!!!!」

もちろん魔剣エクスキューショナーも使い魔法と剣の使い方を再度確認した。

するとアルは腕と魔剣のカートリッジの弾丸を装填した。

「凄い・・・予想以上の魔力が上昇していくな・・・。これならなんとかなりそうだ。」

カードリッジシステムの性能等を確認し、しばらく練習を行いアルは普段着に着て休息を取った。

そして夜遅くアルは引越しが住んだ司令部に帰ってきた。すると

「ようエイミィ皆は?」

「あ、アル!今までどうしてたの?皆心配してたよ?」

リビンクに進みながら話す二人

「いや前に住んでた別荘に行ってたんだ。そして腕の調整もしてきた。」

「あ〜あの別荘ねあそこなら魔法の練習が出来るからね。」

すると本局から通信が来た。二人は奥の部屋に行き

「ん?はいはいエイミィですけど。」

「あエイミィ先輩!本局メンテナンススタッフのマリーです。」

どうやら本局のメンテナンスクルーからの通信のようだ。

「あ〜何?どうしたの?」

するとマリーは顔を曇らせ

「先輩から預かってるインテレジョンデバイス2機なんですけど、なんだか変なんです」

葉巻を吸いながらアルは鋭い視線で通信を聞く。

「え?」

「部品交換と修理は終ったんですけどエラーコードが消えなくて・・・。」

「エラー?何系の?」

「えぇ、必要な部品が足りないって、今データの一覧を」

するとデータの一覧が届くと二人は唖然した。

「ぇ!?足りない部品ってこれ?」

「な、まさかこれを二機に付けるのか!?」

「えぇ、これ何かの間違いですよね?」

するとデータの一覧から

「エラーコードE203必要な部品が不足しています。エラー解決のための部品、``CVK-792``を含むシステムを組み込んでください」と出て来た

「二機ともこのメッセージのままコマンドを全然受け入れてくれないんです。それで困っちゃって・・・。」

「レンジングハート、バルディッシュ本気なの?CVK-792」

「ベルカ式カートリッジシステム・・・・。」



「お願いします。」



次回予告
「解き明かされていく闇の書の悲しい過去、そして新たな戦いに・・・。俺達は準備は万端だ!そしてカートリッジシステムを手に入れたなのはとフェスト、ついに俺達の追撃が始まる!!次回魔法少女リリカルなのはA`s第三章 月下の嵐、轟け!!ロード・オブ・ブレイカー!!!ドライブイグニッション!!」

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