▼第五章 

第五章「残された時間、そして決断の時。」

「それは小さな思いだった。強くなる、もう誰も傷つけない為にもしかし自分が戦うべき相手は容赦なく牙を向く。交じり合う思い、それぞれが抱く希望、野望。どんな辛い時でも頑張らなきゃいけない、誰でも同じ辛い思いをしてるから・・・。魔法少女リリカルなのはA`s始まります。」



アルとノワールは次元空間内で転送中局員から連絡がありアースラは本局に帰還した為来るなら本局が良いと言われ本局へ急いだ。


アースラ艦内ミィーティングルーム


「失礼します!」

「失礼します。」

と二人は早速アースラに戻りミィーティングルームに入った。

「アルさんお疲れ様です、ノワールさんもお久しぶりです。」

とリンディが二人に声をかける。

「ただいま戻りました提督。情報を仕入れてきました。」

「これはこれはリンディ提督、お久しぶりです。」

するとクロノの目が鋭くなる。

「・・・・・。(あれがゲヘナの騎士団の将ノワール・・・。)」

するとなのはが。

「えっとリンディ提督、あの人は?」

「聖剣の騎士ノワール、武器は華化の聖剣カルドボルグ。ゲヘナの騎士団の隊長さんね、護衛の為について来たそうよ。あとゲヘナの騎士団の皆さんにはそれぞれちゃんと名前がつい
てるの。ノワールさんは今説明した通りであと2人いるの聖鉄の騎士レイブンさん、武器は大地の怒りグラウンド・ガイン。もう一人は聖拳の騎士ノインさん、武器は気功の原子タイタン。
この3人が揃ってゲヘナの騎士団になるの。」

「へぇーそうなんですか!あの人が・・・・。」

なのははこんな老いた老人が騎士とは今だに信じられないようだ・・・。

「アルさん、ノワールさんこちらの席にどうぞ座ってください。」

「どうも。」

「失礼します、おやこれはリーゼアリア殿ではありませんか。11年ぶりですかな?」

奥に見えるアリアに声をかれるノワール。

「ノワールさんお久しぶりです。お元気でなによりです。」

と声を交わす二人。

「ところでフェイトは大丈夫なんですか?提督。」

フェイトの心配をするアル。

「フェイトさんはリンカーコアに酷いダメージを受けてるけど、命に別状はないそうよ。」

「ふぅ、良かった・・・。」

「私と同じように闇の書に吸収されちゃったんですね。」

と安心するアルと残念そうに言うなのは。

「アースラの稼動中で良かった。なのはの時以上に救援が早かったから・・・。」

改めて今回について安心するクロノ。

「だね・・・。」

「二人が出動してしばらくして駐屯所の管制システムがクラッキングで腹方ダウンしちゃってそれで指揮や連絡が出来なくなって・・・。ごめんね私の責任だ・・・。」

自分の失態に責任を感じるエイミィ。

「・・・・んな事ないよ!エイミィがすぐシステムを復帰させたからアースラに連絡が取れたんだし、仮面の男の映像もちゃんと残せた。」

エイミィが落ち込んでいるのをフォローするアリア。

「でもおかしいわね、向こうの機材は管理局で使っているシステムと同じなのにそれを外部からクラッキング出来る人間なんて居るのかしら?」

管理局はハッキング等対策を取っているのにも関わらずクラッキングされた事を不思議に感じるリンディ。

「そうなんですよ!!防壁も!警報も!全部素通りでいきなりシステムをダウンさせるなんて・・・。」

「ちょっとありえないですよね・・・。」

「ユニットの組み換えはしてるけどもっと強力なブロックを考えなきゃ・・・。」

とこれからについて頭を抱えるエイミィ。

「それだけ凄い技術者が居るって事ですか?」

「ぅん・・・もしかしてそしきだってやってんのかもね。」

「もし内部犯だとしたらメンテナンス系か、上層部ぐらいか?」

と仮面の男について話すなのはとアリア、アル。そしてクロノとアルフは。

「君の方から聞いた話も状況や関係がよく分からないな。」

「あぁ、あたしが駆けつけた時にはもう仮面の男は居なかった。けどあいつが、シグナムがフェイトを抱きかかえてて言い訳は出来ないがすまないって伝えてくれって・・・。」

砂漠の星の時の事を話すアルフ。

「アレックス、アースラの航行に問題は無いわね?」

「ありません!」

「ぅん、では予定より少し早いですがこれより司令部をアースラに戻します!各員は所定の位置に。」

「ハイ!」

「っとなのはさんはお家に戻らないとね。」

「ぁ、はいでも・・・。」

「フェイトさんの事なら大丈夫、私達でちゃんと見とくから。」

「俺とノワールが常にフェイトにつく大丈夫だ心配するな。」

「ぁ・・・・はい・・・。」

とフェイトの事では万全だ。そしてクルーは所定に戻りなのはは家に帰った。



アースラ艦内メディカルルーム



アルフとアル、ノワールはメディカルルームに戻りフェイトの容態を見に来た。

「でもこんな老人がゲヘナの騎士だなんてね・・・。」

アルフはノワールを見て不思議そうに言う。

「ノワールはこう見えてもかなりの剣豪なんだよ、俺も彼に剣術を教わったからね。」

「私はただゲヘナを守るそしてアル殿の身に何かがあり次第駆けつけるしだいです。」

「まるでベルカの騎士だねー。」

「彼らみたいに感情とか無いわけじゃない彼らと同じにされたら困るな。」

とベルカの騎士とゲヘナの騎士団の違いをはっきりしてると言い張るアル。

そして1日過ぎアルフは疲れたのか寝てしまった。しかしアルはずっとフェイトを見つめただ起きるのを待っていた。

「アル殿ちょっと良いですか?」

突然ノワールが話しかけてきた。

「どしたノワール?」

「クロノ・ハラオウン執務官に少し話があるので・・・。」

「あぁ、そうか分かった俺はここでフェイトが起きるのを待っているから行ってこい。」

「有難う御座います、では失礼します。」

ノワールは軽く解釈をしメディカルルームを出て行った。

「・・・・・・・。」

ただただアルはフェイトを見守っていた。

それから20分程度経過しするとリンディが部屋に入ってきた。

「あ、リンディ提督。」

「どうフェイトさんは?」

「いや変わりないです大丈夫でしょう。」

すると。

「・・・・ぅ・・・うぅ・・・・。」

少し唸っている。リンディがフェイトの側に寄るとフェイトは目を覚ました。

「フェイトさん目、覚めた?」

「大丈夫かフェイト?」

「・・・・・リン・・ディ・・・・・提督?それに・・・アルさん・・・。」

するとフェイトはリンディとアルに支えられ起き上がった。

「・・・・・ッ!アルフ・・・。」

ベットの近くで寝ているアルフを見て少し驚くフェイト。

「アルフは俺と前日からずっとここでお前を看病していたんだ。少し疲れたみたいだから・・・。」

「ぇ?あれここ私・・・。」

フェイトは気絶していた為実際ここはどこなのか分からなかった。

「ここはアースラの艦内、あなたは砂漠での戦闘中背後から襲われて気を失ってたの・・・。」

「ッあ!」

ようやく思い出し我に返るフェイト。

「リンカーコアを吸収されてるけどすぐ直るそうよ。心配ないわ」

と大丈夫と言い聞かせるように言うリンディ。

「私、やられちゃったんですね・・・。」

と負けた事に悔しさと残念な気持ちが宿る。

「すまんなフェイト、俺もゲヘナでは色々あってどうしても戻れなくて・・・すまん。」

アルもフェイトを守れなかったことに悔しさをあらわにしていた。

「いえ、別にアルさん悪くないです調査中でしたし・・・。私が・・・・。」

「管理局のサーチャーでも確認出来なかった不意打ちよ仕方ないわ。」

と強く右手を握るリンディすると。

「・・・ッあ!」

と頬が赤く染まるフェイト。

「っあごめんなさい、嫌だった?」

と謝るリンディ。

「ぃ、いえ嫌とかではその・・・。」

「少しうなされてたみたいだったからでも良かったわあなたが無事で!」

嬉しい感じをあらわにするリンディ。

「すみません、有難う御座います・・・。」

「学校には家の用事でお休みって連絡してるからもう少し休んでた方がいいわ。」

「そうだなそうしといた方がいいねゆっくり休みな。」

「はい・・・。」

学校とかは大丈夫みたいだするとリンディが。

「お腹減ってるでしょ?何か軽い食事と飲み物を持ってくるわ何が良い?」

「あぁいえ、そんな。」

「良いから。」

一日以上寝ていたため食事採った方は良いしかし起きたばかりなので軽い食事が良いようだ。

「えと・・・お任せします・・・。」

うんと頷くとリンディは食事を取りに部屋を出た。

するとフェイトはリンディと握った手を見てたすると。

「・・・・・フェイト・・・・。」

とアルフが夢の中であろうかフェイトの名を呼ぶするとフェイトは笑みを浮かべた。

するとアルがフェイトの頭を撫でウィンクしアイコンタクトをするとフェイトはうんと頷いた。

「リンディ提督が戻ったら俺はクロノの所に行くよゲヘナの騎士が話してるからさ・・・。ゆっくり休めよ?」

「はぃ、有難う御座います。」

するとリンディが入ってきてアルは交代するみたいに部屋を出て行った。

廊下を歩いているとノワールが向かってくる。

「あ、ノワールもう話は済んだのか?」

「ええ、有難う御座いました、色々話をさせて貰いました。」

そしてノワールは治安維持の為ゲヘナに帰ってった。そしてアルも地球に戻り別荘に戻った。

それから数日後アースラ艦内

ユーノは無限書庫で闇の書について検索中アリアにも協力して貰っていてアースラではエイミィ、クロノ、リーゼロッテ、アル達がユーノの報告を受けていた。

「うん、ここまでに分かった事を説明する。闇の書は本来の名前じゃない、古い資料によれば正式の名前は夜天の魔道書。本来の目的は各世界の偉大な魔道師の技術を蒐集して研究する為に作られた主と共に旅をする魔道書。破壊の力を振るう様になったのは歴代の誰かがプログラムを改変したんだと思う。」

するとここでアルが。

「それは違うなユーノ、こっちの資料が正しいよ。」

「アル、これは?」

とクロノが聞く。

「ゲヘナでヒカリが予め調査してくれてた資料。歴代の誰かがプログラムを改変したと言ったがプログラムを改変したのは歴代の主ではない。」

「それはどういう事?」

とロッテが不思議そうな顔をして伺う。

「全ての元凶は・・・シャドーだよ。」

「ぇ?」と皆驚く。

「シャドーは資料によると初代魔王バンプ・クライアントの非情の心から出来た分身。姿を自在に変えられるが実際変えられるのは現魔王の姿だけ。歴代魔王達はシャドーに数多く苦し
められたと記されている。そしてシャドーは各世界を跳び回り今だ謎の目的を達成する為に各世界のロストロギアを調査を続け現在に当たると言われている、そして非情の心。」

「悪魔魔族戦争の時君を暴走させた精神だったけ?」

と確認するように聞くクロノ。

「そう非情の心。、魔王一族が引き継ぐ呪われた心。その実体化したものがシャドーと記されている。非情の心に体をのっとられると善の心を一切封鎖し怒り、憎しみ、悲しみいわゆる負の心を狂気に変える恐ろしい精神。封印方法は非情の心が実体化の状態で次元の狭間に落とし永久的に封印するかシャドーもろとも消滅させるしかないと思われる・・・。」

「厄介だな管理局は奴に散々の痛い目に遭ってるらしいからね・・・。」

と困った顔をするクロノ。

「そしてシャドーは夜天の書を改変によって旅をする機能と破損再生の機能を暴走させた・・・。」

「転生と無限再生はそれが原因か!!」

「古代魔法ならそれぐらいありかもね・・・。」

「そして面白い話がある。」

「ん、それは一体?」

「ベルカの騎士とゲヘナの騎士団の関係だ。ベルカの騎士はある人物を元に造られた騎士なんだ。」

「どういう事だベルカの騎士は古代の騎士みたいなもの、一体今となんの関係が?」

ゲヘナの騎士団とベルカの騎士団は現時点分かっている範囲時代的にかけ離れていると思われている。

「実はベルカの騎士達はゲヘナの騎士団を元に造られたプログラムなんだよ。」

「それはどう言う事だアル!!ゲヘナの騎士団は君が魔王を受け継いで編成した部隊ではないのか?」

余りにもありえない事を言われ驚くクロノ。

「実際それは歴史上何もなかったようにする為のフェイクだ。実際ゲヘナの騎士団は夜天の魔道書が造られる前に編成された古代騎士。ノワール、レイブン、ノインは元々バンプ・クライ
アントによって造られた分身、親衛隊みたいなものであり、ある一定の歳を越すと転生を行い決められた歳に戻るようになっている。しかしベルカの騎士のように殺されても生き返るとい
う訳ではない・・・そこら辺がネックだがな。そしてシャドーがそれに対抗する為に闇の書に蒐集された知識を利用しベルカの騎士を造ったと記されている、だがどうして対抗する必要があるかという事だそこは今だ不明だ。」

「まさかその数千年一度も戦いに敗れなかったという事か?!」

「まぁーそういう事だ。」

ベルカの騎士とゲヘナの騎士団について説明するアル、その脅威的に強さにさらに驚くクロノ。

「もしその目的を達成するならこんな時間はかからないんじゃないの?」

「確かにプログラムを改変してすぐ蒐集に移れば何も問題はないはずだがこれは憶測に過ぎないが多分暴走を開始した直後次元転送して他の世界に転移したんだと思われる。だから
シャドーは見つけるだけでもこれほど時間が掛かったんじゃないのかと思われる。」

「まぁーシャドーもシャドーで苦労してるんだね。」

とシャドーの必死さに苦笑するロッテ。

「まぁー話は戻ってと、まぁシャドーは闇の書の完成を狙って何かやらかすという事は確かという事だ俺はこんな感じかなユーノ。」

アルの報告は終え後はユーノに任せる事にした。

「うん、それで一番酷いのは持ち主に対する性質の変化、一定期間蒐集がないと持ち主自身の魔力や資質を侵食し始めるし完成すれば持ち主の魔力を最大限に利用する。無差別破壊の為に・・・。だからこれまでの主は皆完成してすぐに・・・。」

「お釈迦ってか?」

と分かっておきなが笑いながら聞くアル。

「あぁ、停止や封印方法についての資料は?」

「それは今調べてる、だけど完成前の停止、封印は難しい。」

「何故?」

「闇の書が真の主と認識した人間じゃないとシステムへの管理者権限が利用出来ない。つまりプログラムの停止や改変が出来ないんだ。無理に外部からの捜査をしようとすれば主を
吸収して転生するシステムもあるから・・・。」

「それだから闇の書の永久封印は不可能という訳・・・。」

「まぁ〜それで何千年旅してきたことやら・・・。」

と闇の書の過去や出来た理由が分かった6人だった。

「元は健全な資料本がなんとまぁー・・・。」

「闇の書、夜天の魔道書も可哀想だね・・・。」

「調査は以上か?」

「現時点では、今色々調べてる。さすが無限書庫!探せばちゃんと探せば出てくるのが凄いよ。」

改め無限書庫の資料の量に関心するユーノ

「というか私的には凄いという一言だよ、ほんと凄い捜索能力!」

スクライヤの一族は調査、発掘に適している為こう言った捜索系はユーノにとってお手の物だ。

「じゃすまんがもう少し頼む。」

「うん。」

「アリアも頼む。」

「あいよ、ロッテ後で交代ね!」

「OK!アリア頑張ってね。」

それで通信は切れ4人で話を始めた。

「ユーノ君凄いねぇ〜。」

「うん!私も正直驚いた!!」

しかしクロノの顔は曇っていた。そしてアルも・・・。

「エイミィ、仮面の男の映像を!!」

「はいな!」

「何か考え事?」

「まぁね。」

すると砂漠での戦闘の映像、画像を表示した。

「この人の能力も凄いと言うか結構ありえない気がするんだよねー。この二つの世界最速の転移でも最低20分はかかる距離なんだけど・・・。なのはちゃんの新型バスターの直撃を防
御!長距離バインドをあっさり決めて、それから9分後にはフェイトちゃんに気づかれずに後ろから一撃・・・。」

「かなりの使い手って事になるね・・・。」

「そうだな僕でも無理だ。アルやロッテはどうだ?」

「確かに20分以内に転移は不可能だがノワールの転送能力を使えばなんとかなるがそうすれば到着前に魔力反応が出て位置がばれるから・・・。しかもなのはのバスターの防御は相
当の後衛担当の魔道師じゃないとあれの防御は難しいな・・・。まぁ俺の転移は短距離だし防御にはそこまで得意じゃないし無理!ロッテは?」

ゲヘナの騎士団の将ノワールは緊急的に騎士達を呼び出す為に強制転送、転移が可能なのだ。しかしなのはのバスターを防御するにはレイブンのような攻撃力を特注武器で補い、防
御を頑丈な防御魔法を習得したレイブン以外アルの記憶の中ではそれぐらいしか思いつかなかった。しかしレイブンはその時アルと共に闇の書の調査で付きっ切りでレイブンを疑う事は無かった。

「あははは無理無理!あたし長距離魔法とか苦手だし。」

「アリアは魔法担当、ロッテはフィジカルできっちり役割分担してるもんね!」

「そうそう♪」

アリアとロッテは主にコンビを組んで戦いアリアは魔法(長距離)でロッテはフィジカル(格闘戦)で役割分担しておりかなりの使い魔である。

「昔はそれで酷い目にあったものだ・・・。」

「その分強くなったろ?感謝しろっつぅーの!!」

「そうそうこうゆう良い師匠が居るだけでも感謝しといた方が良いぞぉ〜。」

「まぁそれはそうなんだが・・・。」

その後仮面の男について4人で色々話合い今日はもう遅いという事でそれぞれの持ち場に戻った。


アースラ艦内アルの私室


「・・・・・。」

今まで調べたものを資料にまとめ改めて目を通すアルそしてヒカリから通信が入る。

「ん、どうしたヒカリ?」

「アルこっちの準備は完了いつでも出れるわ。」

「そうそう張り切るなってまだ闇の書は完成してないんだしかもベルカの騎士も今の所確認されてないんだから。」

「それはそうだけど・・・でも完成直前なんだからそうそう気楽に言ってられないわよ?」

「はいはい♪」

と気楽に答えウィスキーを飲むアル、すると管理局から連絡があり。

「アル=ヴァン様応答して下さい、こちら時空管理局!こちら時空管理局!」

「んどうした!何があったんだ?」

「ベルカの騎士を発見!はのはさんとフェイトさんが対峙してます!!至急応援を!」

「あぁ!了解したすぐ向かう!」

アルはウィスキーを一気飲みして。

「ヒカリ!奴らが出た!俺からの連絡があり次第出撃してくれ!(ここで止めないと・・・。)」

「分かったわアル!何かあったら私も出るわいいわね?」

「あぁ分かったじゃな!!」

と連絡を切りアルは別荘からなのは達の所に急いだ。

「やられるなよぉ・・・なのは、フェイト・・・。」

しかし運命の針は刻々と進んでいた。



魔界アルデバラン首都ゲヘナ



「一般騎士は街の警備に当たれ!定時連絡を怠るなぁ!!」

と騎士達をまとめ指示するヒカリ。

「ヒカリさん僕らもそろそろ準備をした方が良いですかね?」

とノインが横でタイタンを手に巻いている。

「えぇ、そろそろ完成してしまう、ここでアルやなのはちゃん達がなんとかしてくれれば良いんだけどもしの事があったら大変だからノワールヤレイブンにも万全状態で待機してと言ってく
れる?」

「そんなのもう済んでるぜヒカリちゃんよ!」

と後ろにレイブン、ノワールの姿が。

「私達はすぐにでも出られます。後はアル殿指示があればすぐにでも・・・。」

「そう分かったわ私も準備をしてくるから部下達の指示をお願い!」

「了解しました。」

「おぅ!任せておけって!!」

「ここは私達にお任せを。」

と気合が入っている騎士団。

「じゃ、お願いね!」

と城内に入るヒカリ。

「チームα、Bブロックに当たれ!チームβ、市民の避難を最優先し城内へ案内しろ!」

と今までとは違うノワールが居た。

闇の書に限らずロストロギアが暴走や破壊活動を開始すると独自の波動で他の国の対立種族や残党部隊がゲヘナに攻め込んでくるのだ。だから首都とは今まではあれ得ない緊迫し
た状況だった。

「医療班!いつでも治療出来るように万全で居ろよ!」

医療について指示を送るレイブン。

「あなた達は城門の警備を強化してくださいお願いします。」

そしていつもよりも冷静で指示するノイン。

ゲヘナでは最終決戦への準備を進めていた。


そして次元空間内では・・・。


「クククククク、さぁていよいよですよ。僕の楽しいショーが幕を開きます・・・。クククククククハァーハッハッハッハッ!!!」

そしてシャドーも終焉に向かって準備を進めていた・・・。


次回予告
「完成直前の闇の書、しかしそれは起こってしまった。悪夢が再びそしてシャドーもついに動き出す!!それは運命だったのか偶然なのかその中でアルは・・・。次回魔法少女リリカルなのはA`s第六章 暗黒の夜、定められた運命。ドライブイグニッション!!」
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