▼第七章 

第七章「宿命」

「遠い過去と近い過去お互い分かり合えず戦い続ける、だけどいつかは終わらせるそして助けるよ絶対に・・・。魔法少女リリカルなのはA`s始まります。」


海鳴市結界内上空


その頃アルはリインフォースの攻撃を受けさらになのはとフェイトは闇の書

に吸収されてしまった。

「ハハハハハもう終わりだアルてめぇも小娘と共にお寝んねの時間かぁ?それとも地獄に行くかぁ?!」

そう言うと右手に紫色の刃を持ちアルに斬りかかる。

「ック!」

アルの体力はもう限界を超えていた、立っているだけで精一杯だった。

「(エイミィ!なのはとフェイトはどうなんだぁ?生きてるのか?)」

なのはとフェイトの安否が気になるアル。

「(今調べてる!出たよ、なのはちゃんとフェイトちゃんの生体反応あり!捕獲結界に閉じ込められているだけだよなんとかなるかも!)」

「(了解なんとかやってみる。)」

そう言うとアルは再びエクスキューショナーを握り直し構える。

「アル、もうやめようやお前が勝てるわけ無い死ぬなら痛み無く殺ってやるから安心しろ。」

「だ、黙れ!誰がこんな所でくたばると言った!」

「愚かな奴・・・。」

そう言うとリインフォースは右手の指を鳴らすし重力魔法を使った。

「ぐうぅぅ・・・。(もう持たない・・・くそ・・・・。)」

もう駄目だとそして意識を失いかけた時。突然頭の中に!

「・・・・ッ!!!(なんだこれは!ッ頭が痛・・・何なんだこんな大量な情報は・・・?・・・・ッ!生命、構築、破壊、再構築、真理・・・。)」

そしてアルの胸のどこかが鼓動を鳴らす。

「ぐおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

するとアルはリインフォースの重力魔法を打ち破り上空に上る。

「何?!まだこんな力が残っていたのかしぶとい奴め・・・。」

「はぁはぁはぁ・・・。(そうかそうかいバンプ様よぉ!あんたがこの力を使えたなら俺にも出来るってか?だったら何で最初に教えなかったんだょ!!)」

アルの胸の中で聞こえた鼓動、それは老王バンプの命の鼓動だった。

「アル、随分と息が荒いな?もう今のでかなりきてるだろ?そろそろ死んだほうが身のためだぜ?」

するとアルは葉巻を口に銜え火を点けると。

「俺が死ぬだと?笑わせる・・・・。」

するとうつむいていた顔をあげ。

「老王の真の姿!見せてやるよぉ!!老王、モードケルベレン!!」

そう言うとビースト化した老王の腕が一旦消滅しまた再構築によって新たな姿を遂げた!腕の色は血のような赤になり、ひじら辺は小さな刃がいくつも生え漆黒のような色になっている。

「なんだぁ?あんなの見たことないぞ?」

初めて見る老王の腕の姿に驚くリインフォース。

「エクスキューショナー!!エクスキューションフィールドを展開しろぉ!」

「了解、我王。」

「ゲヘナ魔法源をフルに引きだせ!」

するとアルの下の紅い巨大な魔法陣が張られる。

「いっくぜぇぇぇぇぇ!!!」

そしてアルはその場から飛び立ちリインフォースに急接近する。

「ふん、懲りませずに!!」

リインフォースが強気で防御魔法を出しアルはケルベレンモードになった老王の腕でぶつかりあう。

「それで精一杯かぁ?」

「なに?」

「老王!」

すると老王の腕が激しく紅く光り、爪がより一層鋭くなりリインフォースの防御魔法を貫く!

「消えうせろ!!」

そして老王の手でリインフォースの顔面を捉え魔法を放とうとするアル。

「まさか?!」

自分の防御魔法を破られ驚くリインフォース。

「老王の力のまえになぁ!!」

そして紅い光線フルパワーロード・オブ・ブレイカーを放つアル。そして街全体が紅い光で包まれる。

「ぐわああぁぁぁぁ!!」

フルパワーを喰らってビルに吹き飛ばされるリインフォース。そしてアルは。

「まだまだぁ!!」

老王の爪を少し縮め再びリインフォースに急接近する。

「蒐集器官をやらせて貰う!!」

そして老王の手がリインフォースの腹に突っ込む!

「や、やめろぉぉぉ・・・・ぐはぁッ!」

そしてアルはリインフォースの腹をかき回すように蒐集器官を捜す。

「ここか?いいや違う、ッ!ここかぁ!」

そしてアルは思いっきり手を奥に入れ白い宝石の様な物を取り出す。

そうその宝石がなのはとフェイト、ベルカの騎士達を蒐集した蒐集器官なのだ!実際闇の書があってもこの蒐集器官がなすと蒐集できないのだ!

「き、貴様・・・。」

直撃を受けさらに蒐集器官を奪われ悔しがるリインフォース。

「っふこれを潰せばベルカ魔法を最大限に引き出せないはず、そして覚醒後蒐集された人物は蒐集から開放されるっと資料に書いてあったな。」

そして容赦なく蒐集器官を握りつぶすアル、潰した期間が赤い血が飛び散る。

「・・・ぁ!アルさん・・・。」

闇の書から開放されるなのは、そして。

「・・・・アルさん。」

フェイトも開放された。

「大丈夫かい御二人さん?」

と少し心配そうに聞くアル。

「は、はい大丈夫です。」

「私もだ、大丈夫です、でもどうやって?」

二人が突然開放された事に不思議に思っているらしい。

「それはなぁ・・。」

「アルゥゥゥゥゥ!!!」

説明しようと思ったらリインフォースが襲い掛かる。

「黙れゲテモノ。」

アルはそう言い老王の拳に魔力を溜め顔面を殴り気絶させる。

「い、一撃で・・・・。」

「・・あぁ・・・・。」

アルが一撃で気絶させた事に驚く二人、それはそうだあれほど苦戦していた相手を一撃で気絶させたのだから。


そしてリインフォースの心の中では闇の書に主八神はやてがいまだに取り残されていた。





どうでしたか?アルもなんか凄い事になりましてフェイトやなのは助かりましたしさぁ次回どうなるんでしょうか?!



後編



闇の書内部


「はぁはぁはぁ、アルの野郎・・・。」

すると後ろからリインフォースが歩いてくる。

「ッ!リインフォース・・・。」

「お前も眠れ。」

「なにぃ?!」

するとリインフォースは闇の書をシャドーの顔に当てると。

「や、やめろ!貴様俺を誰だと思っている!俺は・・・・。」

するとシャドーは黒い光となって吸収された。

「やっと叶えられます我主・・・・。」


海鳴市結界内上空


その頃アル達は巨大モンスターの討伐を完了したゲヘナの騎士団と合流をしていた。

「これでシャドーはもう駄目だろ、後は・・・。」

「闇の書、破壊神リインフォースのみ・・・。」

「あの・・・アルさん。」

なのはがアルに質問する。

「ん、どうしたなのは?」

「どうやって闇の書さんを?」

すると周りが沈黙になった・・・。

「そうだな、実際資料では闇の書を助ける事なんて今まで無かったことだ。だからどうやるかは今だ分からない。」

「クロノが言っていた説得というのは?」

とクロノが言っていた事を提案するフェイト。

「実際説得にしてみても闇の書の主八神はやての意識があるかどうかという事だだからなんとも言えない。」

とフェイトの提案に少し不安を抱くアル。

するとビルに吹き飛ばされ気絶していたリインフォースが目覚める。

「ッ!」

皆巨大な魔力反応によってリインフォースに気づく。

「今度はちゃんと眼の色が戻ってますね。」

眼の色でシャドーではないと確認するノイン、するとヒカリが合流する。

「あ、ヒカリさん一体どうしてたんですか?」

「これよ、これを一旦ゲヘナに戻って取りに行ってたの。」

すると巨大なロングバレルと精密に出来たスナイパースコープが付いていた。

「ヒカリのとっておきだもんな?」

と少し笑顔を浮びながらヒカリを見るアル。

「ヴァベルキャノン、これなら奴にも風穴が開くはず、だけど・・・。」

「だけど?」

なのはがヒカリの言葉に疑問を抱く。

「実は一発を撃つのにチャージがかなり時間が掛かるのよ、しかも発射後の放熱を含め2発目を撃つのにも時間が・・・。」

「だったらえっとユーノとアルフだっけ?」

まだ会ったばかりなので名前があやふやなレイブン

「ん、なんですかレイブンさん?」

それに大してユーノとアルフはきっちり憶えていた。

「お前さん達ってバインド使えるんだろ?ならお前らのバインドで動きを止め・・・。」

「ヒカリさんがそこを狙撃という事ですか?」

その言葉にビンゴと合図を送るレイブン。

「・・・・・。(もうあまり時間がないか。)」

「なのはあれ!」

フェイトがビルの方に指を指す。

「なにフェイトちゃん?・・・ッ!」

するとビルの方にはリインフォースが居てまた空間攻撃を放とうとしていた。

「皆!闇の書さんが!!」

なのはが皆にリインフォースが攻撃を放とうとしていると知らせると。

「おいおいいきなりかい、皆一旦散開だ!」

了解という言葉が辺りに響き皆散開した。

「闇に沈め・・・。」

そう言うとリインフォースは空間攻撃を開始した。

「クゥッ!ここら辺でいいかな?」

とヒカリが空間攻撃からかなり離れた所でスナイプ状態に入る。

「レイブンさんノインさんまた出てきてますよぉ!」

ゲヘナの騎士団の前にはまた巨体生物がゲヘナの騎士団に立ちはだかっていた。

「ふん!こんな雑魚速攻で片付けてやるよ!!」

そしてゲヘナの騎士団はカートリッジフルドライブをし巨大生物と戦闘を開始する!

「老王!闇の絶対壁!!」

アルはまたなのは達を寄せケルベレンになった老王の防御魔法で空間攻撃を防御する。

「アルフ!僕達は地上で闇の書を待ち伏せよう!」

「そうだね、へたに出れそうにないからね・・・。」

アルフとユーノは地上からバインドを仕掛けることにした。

「闇に沈め・・・。」

リインフォースがそう言うとシャドーが放ったブラッディダガーが再びアル達に襲い掛かる。

「ッと!」

しかしこれもなんとか回避に成功した。

「もうあまり時間がない少しでも主の願いを。」

すると地上から火柱が出てくる、そしてその言葉にアルは。

「主の願い?それは違うんじゃないのか、俺はよくわからんがその・・・八神はやてはそんな奴なのかぁ?」

たった9歳の女の子がこんな事を望むのかと疑問を抱くアル。

「(フェイトちゃんクロノ君が言っていた事、もう一度やってみよう!)」

「(うん、なのは!)」

クロノに言われたこと、それは八神はやてに説得を試みる事、しかし闇の書内部で八神はやての意識があるかどうか不明である。

「(アルさん少し攻撃は後でお願いします。)」

「(分かった。)」

そう言うとアルは一時なのは達の少し後ろに移る。

「はやてちゃん、それに闇の書さん止まって下さい!ヴィータちゃん達を傷つけたの、私達じゃないんです!」

「シグナムと私たちは!」

「我主はこの世界が自分の愛する者達を奪った世界が、悪い夢であって欲しいと願った。我はただそれを叶えるのみ!主には穏やかな夢の内で永久の眠りを!そして愛する騎士達を奪った者には・・・永久の闇を!!」

それに対してアルは。

「それもプログラムかぁ?」

その言葉にリインフォースが反応してアルに顔を向ける。

「もうお前は解放されたんだシャドーからの呪いは消えた、だからもうそんなプログラムに従う必要なんてないんだょ!!だからぁ!」

「私の言葉は主の言葉は・・・・。」

「黙れぇいつまでそんなそのに縛られているつもりだぁ!てめぇが素直に、素直になれだいいものを!!」

リインフォースが言うものは全てシャドーのプログラム通りだと激しく反論するアル。

「私はただ主の願いを叶えるのみ、それがお前が言うプログラムだとしても。」

「リインフォォォォスゥゥーーー!!」

「お前は私をそう呼んでくれるのだな。」

そしてリインフォースは右手を上に掲げ、黒い闇が集まる。

「ッ!!(まさか、まさかあれを撃つのかぁ?)」

そして遠くがスナイプ状態のヒカリは。

「あれは?!まずい。」

するとヒカリはロングバレルを展開、そしてスコープを覗き。

「あれを撃たせる訳には!!」

ヒカリがリインフォースの頭に標準を合わせる。

「滅びの光よ、再生、生命、構築、その全てを打ち砕け・・・。」

「ロード・オブ・リベリオン。」

「ッえ?」

「(第6代魔王マイン・クライアント、クライアント一族最後の男の最終魔法、あれを撃たれたら・・・。)」

「(どう、なってしまうんですか?)」

おそるおそる、その魔法について聞くフェイト。

「国ひとつ跡形も無く消滅する・・・。」

その言葉に皆驚く、いや唖然と言ったほうがいいだろう。

「(お前らなにぼさっとしてるんだぁ!早く奴を止めないと取り返しもつかなくなるぞ!!ゲヘナの騎士団モンスターは後だまずこいつを止める事が優先だ!)」

「り、了解ですアル殿、皆さん急ぎましょう!」

「お、おう!」

ゲヘナの騎士団は巨大生物との戦闘を止めリインフォースに急行する。

「これでぇ!」

ヒカリがヴァベルキャノンを放とうとすると。

「やらせない!」

突然リインフォースが唱えるのを中止しヒカリに急接近する!

「ヒカリ!!」

アルがヒカリを呼び叫ぶ!

「っえ?!」

リインフォースが右手に紫色の刃を持ちヒカリに斬りかかろうとしていた。

「ヒカリさん!」

ヒカリはどうなるのか・・・・。


次回予告
「絶体絶命のヒカリ!!そしてリインフォースを止めるために全力で阻止するなのは達!そして闇の書の内部に眠る八神はやては?次回魔法少女リリカルなのはA`s第八章 泣かないで。ドライブイグニッション!!」

スポンサード リンク