▼第五章 
魔法少女リリカルなのはStrikerS Death Tear


第五章「対峙」

 この世界、次元を挟んで数多くの世界が存在する。その中で人間では理解できない非科学的で、オカルトと呼ばれるものが存在する。
 ‘死神’もその分類に当てはまるのではないだろうか?
 死神と言えば、よく様々な人を殺し悪者扱いされることがよくあるが、この世界で存在する死神、そう俺たちは少し違う。
 確かに、様々な悪人、老若男女問わず雇い主や自分の意思で平気にその生命を刈り取る。
 だが神話などに登場する’神’ではないというだけが違いだろう。生命を操る力を持っていると言われているが、自分たちにそんな力はこれっぽっちもない。しいて言うなら、人間とは桁外れの運動能力があるぐらいだろうか。
 俺たちは、王様(アル=ヴァン)のように人間ではない。俺たちも魔界出身で、悪魔と人間の間に生まれたものだ。あー魔界での悪魔は、皆が思っている悪魔とは違うからそれについてはいつか詳しく話そう。
 それから生まれたものを’魔族’と呼ばれるが、その魔族の突然変異により違う生命体として’死神’が誕生した。俺たちは小さな里で縄張りを作り、己の欲望の赴くままに戦った。
 しかし、俺は先に出て行った弟に続いて、魔界を後にした。その話もまたいずれ話そう。
 で、魔界から出ても死神というものが悪者扱いされることに変わらなかった。そして、そんな俺たちの居場所は汚職などで闇に染まる裏の世界だけだった。
 そう、彼が表の世界に踏み出す前までは……

 その彼が表の世界に足を踏み入れたのは、新暦60年。
 彼は時空管理局に入局し、ミッドに存在する地上本部の中でエースと呼ばれた男の部隊、ゼスト隊に所属した。もちろん当時は、人間として皆を騙しながら働いていたらしい。流石の俺でもそうしていただろう。
 しかし彼が何故、エースの部隊に所属できたかって?
それはもちろん、上が彼の正体を知っていたから。
 どのように死神を認識していたか定かではないが、運動能力と戦闘種族による高い技量が買われたのだろう。と、当時の彼は俺にそう話していた。
 そして、彼はそれから裏社会では経験できなかった様々なモノに遭遇する。

「……ふぅ……」

 奔らせていたボールペンを机に置き、ワタルは大きく深呼吸する。
 ページ一面に書き記された文字をざっと見直すと。
 彼は他の死神でも持ちえていない’ある力’を得てから、こうして白紙の本に自分の過去や身内の事、時代ごとに起きた事件等、様々なことを記している。
 どうしてそのような事をし始めたのか、当時にはその理由はあったのだろうが、今となってはそれが当たり前の事でその理由さえ忘れてしまった。
 だがただ言えるとすれば、彼があの事件に遭ってからこの執筆する頻度がかなり増したことだ。
 自分は何かを心配している?
 自問自答をするが、答えは出てこない。
 こんなことを書いて、それが解消される訳でもないのに……
自分に苛立ち、ポケットからタバコを取り出すと、口に咥え火を点して一服。

「気分が優れないようですね」

 女性の声。ワタルはタバコを挟んでいる薬指にはめられている指輪に視線を向ける。

「心配なんだ、多分」
「多分?」
「今、俺はあいつの傍に居てやんないといけない気がする」

 女性の声が途絶える。少しの間を空けて再び彼女は話し始める。

「レキさんなら大丈夫ですよ、きっと。何故ならあなたの弟さんなんですから」
「だと良いけどな」

 そう言葉を零すと、吸っている途中のタバコを灰皿で潰し、席を立って部屋の扉に向かう。

「あ、ワタルさん」
「ギンガさん。まだ仕事ですか?」

 扉を開けると、深夜にも関わらず制服姿で多くの資料を抱えて隊舎の中を走るギンガが居た。
 彼女はワタルの姿を見ると、急に足を止めて男の名を呼ぶ。

「はい、ミッド中央に事故が発生して、それの応援要請でちょっと…」
「良かったら、自分も」
「──ああ、大丈夫です。私以外にも応援に出ている隊員も居るので」
「そうですか、気を付けて下さいね」
「はい、いってきます!」

 そして彼女は、元気な笑顔を見せてその場を立ち去った。
 だがその時、彼女はある物を目にする。
 彼と扉の間から微かに見える部屋の内部。彼の机に置かれた一冊の本。外から見れば何も変哲も無い本だが、ギンガはその本に何かを感じた。
 だが、今は緊急時。その感覚は一瞬にして打ち消され、彼女は足を動かし現場に向かった。
 その本に何が記されているか知らずに。
 彼女を見送ると、私服姿の男は隊舎を後にし、夜のミッドに駆り出て行った





 ───ホテル・アグスタの警備前日(早朝)───

 警備前日のさらに数日前、はやては再び陸士108部隊を訪れていた。彼女は再び、ナカジマ三佐に捜査協力を要請しに行っていた。それによって、カルタスとギンガ、そしてワタルが捜査協力する事となって今に至る。
 早朝の訓練場を覗ける機動六課の屋上でなのはは一人、アルによる新人たちの朝訓練を眺めていた。
 新人たちは汗を流しながら、懸命に彼の訓練に喰らいついている。彼らの険しい表情から、その訓練に厳しさが伺われる。
 
「どうだ、アル=ヴァンの訓練は」

 後ろから聞きなれた女性の声。
 なのははその声の持ち主をすぐに察し、振り返ることなく言葉を返す。

「中々彼らしい訓練だと思います。あれが魔界のやり方なんですかね?」
「さあな。だが、あいつはあいつなりに、お前のやり方を参考にしているらしいぞ」

 紅蓮の髪にポニーテール。
 アルを’アル=ヴァン’と呼ぶのはシグナムぐらいだとなのはは思っている。
 そして、笑みを浮かべながら口を開く

「何か照れますね」
「キャリアではお前の方が先輩なんだ、頼りにされているんじゃないか?」
「まさか。私だってまだまだ未熟で、あの子達に私の魔法をちゃんと教えられているのかなって、心配になったりします」
「それはいずれ、彼らが自分で気付くことだ。お前とあいつが教えようとしている魔法がどのようなものか。どうしても駄目なら、その時は悩んで、よくあいつと相談するんだな」

 二人はそれから黙って、訓練を眺めていた。
 快晴の空の下、突如悲鳴と共に爆発音が鳴り響く。

「おーい、スバル!大丈夫か?」

 アルは魔剣エクスキューショナーを片手に、ウイングロードから脱線して背後に聳え立っていたビルに激突した彼女の安否を確認する。

「いててて……はい、大丈夫です!」

 ビルから彼女らしい元気な言葉が返ってくる。
 そして、再びウイングロードを発動し上空に戻ってきた。

「スバルー。今のはちょっと、無茶があったんじゃないか?」
「すみません、ちょっと勢いで……」

 彼から注意を受ける彼女は、苦笑いの表情を見せる。
 そんな訓練を眺めていた二人に、笑顔が零れる。
 すると、シグナムが口を開く。

「そう言えば先日、主はやてとリインがあのレキという男の処を訪れた」
「レキって、あの『戦闘機人事件』のですか?」

 シグナムは頷いて続ける。

「あの事件について、話を伺うつもりだったらしいが、彼はそれに触れられたくなかったのか、話さなかったそうだ。仕方なく主は、翌日のホテル・アグスタ警備当日に、彼を招いてもう一度伺うつもりのようだ」
「でも、きっとまた……」

 シグナムは再び頷く。
 二人の予想は同じだった。きっと、前のように話すことは無く、ホテル・アグスタにも来ないのではないか。そう考えた。

「彼が事件でどれほどの地獄を見たかは分からんが、それでも当時の状況を知るのは彼だけだ。主はやては、そこに目を付けて彼を追いかけてらっしゃる」
「しかし、彼は一体どんな人なんでしょう?この前資料を見せてもらったんですけど、全然書かれて無くて」
「それなら、同じ世界の出身の……」

 そう言い彼女は、訓練を行っているアルに目を向ける。

「彼に聞くと良いかもしれんな」





「レキについて?」
「うん。彼と同じ世界に居たアル君なら、知っているかなって。あと、王様だし」

 訓練後、汗をかいたアルはシャワーを浴び、制服姿に着替え終えるといつもの様に、束の間の休息を過ごす給湯室に向かった。
 すると、そこにはなのはが一人、飲み物が入った紙コップを持って彼を待っていた。

「そう言われてもなー俺が王になった時には、あいつはもうミッドで働いていたんだ。詳しい事と言っても、俺もあいつの事は詳しく知らん」

 またあいつの話か。
 ここ最近、六課ではレリック, スカリエッティの他に、死神レキについての話が飛交っている。
 死神という存在を知っているのはなのは達含めて数少ないが、局員としての彼について話題になっている。スバルの母、クイント・ナカジマと同じ部隊に所属し、大鎌のデバイスを使うにも関わらず、彼女からシューティグアーツを教わっていた、という話も聞く。
 彼にとって、そんな話はどうでも良かった。

「そう。じゃあ、彼のお兄さんのワタルさんは?」

 話題を彼から、その兄へと変わる。
 死神ワタル。彼にとってワタルは因縁のある人物で、自分が局員になるまでもう二度と会うことは無いだろうと思っていた。
 記憶をさかのぼり、彼の情報をかき集めるが彼女にそれを話す必要があるのか?
 実際のところ、彼とは仕事での付き合いであり、本当の彼がどのような人物なのかは知らない。
 彼女の問いに、両手を使って”分からない”素振りを見せる。

「彼についても、仕事での付き合いであって、そこまで知らない。本人に聞いたらどうだ?」

 確かにそれが一番手っ取り早く、確実に情報を得られる。
 その提案はなのはの最終手段で、残念な表情をみせる。

「そっか、アル君でも知らないのか」
「すまん。力に慣れなくて」
「ううん、いいの。知らないんだからしょうがないもの」
「俺もあいつについて、魔界経由で調べてみようと思う。何か分かったら、はやてを通して教えるよ」
「うん。ありがとう。じゃあ、私行くね」

 彼女が興味本意で彼へ近づいたのか、それとも何かあって知ろうとしたのか。それは分からない。だが、アルは仕事へ戻っていく彼女を見送りながら、彼女が死神に近寄ろうとすることに不安と危機感を感じた。
 不屈のエース・オブ・エースが倒れること無いだろうと信じるが、死神が彼女の接近を察知して刃を向いてきたら、と最悪の展開を想像してしまう自分が居る。
 そんな事を考えてしまう自分に腹が立つ。
 アルは大丈夫と信じ、彼もまた仕事へ戻っていった。





───ホテル・アグスタ警備当日()───

 どうする?どうする?どうする!?
 レキは迷っていた。今日ホテル・アグスタにてオークションが行われ、そこに彼女は自分を待っている。だが彼女に話すべきなのか?憎き管理局に所属する彼女に。あの事件において管理局が何らかの形で悪い方で関わっているのは、当時事件に遭遇したレキには明らかだった。
 あの異常な数のガジェットマシーン──まるで、自分達がハメられたかのようにまんまと敵の罠に掛かってしまったのだから。
 確かめないとな……そう思っていた。しかし、彼女は信頼できるのか?事件以降、死者という扱いをされ管理局の仕事は携わってなかったが、高町なのはを始めとした少女達が『闇の書事件』を解決したという話は嫌でも耳に入った。
 それでも彼女は一部の者から、闇の書を受け継ぐ者として憎まれ、恨まれ、命さえ狙われている。その一方で、その話とは反対にその罪を認め、それを償うために日々戦っているという話も聞く。
 レキが考える二つの思考がぶつかり合い、それが彼への苛立ちへと変わり歯軋りをする。
 バーの二階に設けられた自室で一人”格闘”していた。
 動かなければ先へは進まない。だが、憎き管理局の女に力は貸したくはない。

「……ぅ……くッ…糞!糞!糞ッ!……どうすれば良い?俺は……」

 怒声と共に拳を力一杯テーブルに叩き付ける。
 視界に突如、写真立てが目に入る。それは普段からテーブルに立てかけている写真立て。焦りと迷いの余りに、それの存在すら忘れていた。
 写真に写るのは、自分と今は亡き仲間たち。

「!?」

 それを見たレキは、ハっと我に返る。まるでその写真から「何をしているんだ、動け!」と言われたかのように。
 レキは席を立ち、車庫にあるバイクに跨るとホテル・アグスタに向かった。
 今の彼に、もう迷いは無かった。このままではいけない。動く時が来たんだ。そう心で呟いた。その時には、管理局の事など頭から忘れ去られていた。
 ホテル・アグスタへの道のりは知っていた。少しばかり昔に、幾度か仕事の関係で訪れている。
 しばらく走ると、自分の記憶が一致するように大きな建物が彼の視界に現れる。一旦バイクを止めてホテルを凝視する。するとその直後、爆発音が耳に入ってくる。

「……戦闘か?」

 確かに八神はやては、機動六課は警備に当たるという話を聞いていた。まさか、本当にガジェットが現れたのか?
 今まで自ら改造したバイクのエンジンから発せられる爆音と、タイヤの音で音が入ってこなかった。
 もしそれが本当なら、止まっていられなかった。再びアクセルを踏んで急いだ。

 ホテルの入り口付近に到着すると、近づいたこともあるが爆発音の大きさが増していた。中ではまだオークションが行われているのだろうか?辺りを見渡す限り、避難している人物は目に入らない。というより、自分以外誰も建物外には居ない。
 レキは確かめなければならなかった。本当にガジェットドローンが現れたのか。そして、それを率いているのは誰なのか。レキはバイクから降りると、指輪が填められた右手を顔辺りまで上げて指輪に視線を向ける。

「行くぞ、絶影」

 絶影と呼ばれた指輪型デバイスは何も言葉を発することも無く、ただ彼の言葉に応えるように自分自身を起動させた。
 バリアジャケットを精製し、彼はそれに身を纏う。そして片手には、彼の身長に匹敵する程の、黒色ではなく『光を飲み込む闇』のように漆黒で禍々しい”何か”を発してる巨大な緒刃の鎌が握れている。
 死の代行者『死神』に相応しい漆黒の大鎌。レキはさらにバリアジャケットの上に大きなブラウンのマントを身に纏う。それは、相手から魔力反応に感知させないジャマー効果を持った特殊な物で、彼がミッドにやってくる前から所持しているものだ。
 マントを靡かせ、レキは戦場となってる場所へ走り出す。
 死神という戦闘種族に加え、戦闘機人の身体に改造されたことになり、彼にとっては忌々しいことだが身体能力は以前より向上している。
 恐ろしい程の速さで、ホテル・アグスタの周囲の森林地帯を駆けていく。すると、突然足を地面に滑らせながら足を止める。
 周囲から聞こえる機械音。聞き慣れたその音は、彼の緊張感を一気に高める物だった。
 たかがガジェットドローンに苦戦する程の腕ではないが、あの事件の光景が脳裏に嫌でも思い浮かんでしまう───生唾をゴクリと飲み込み、絶影を握りなおす。
 すると、ガジェットドローンV型が一体樹を潰しながら姿を現す。転がって移動するガジェットV型は一度動きを止め、球体の身体に設けられた索敵センサーでレキを捉えると、両サイドに付けられたベルト状の腕で襲い掛かる。
 レキは落ち着いて見抜いて上へ飛翔する。絶影を両手で握り締め、「絶影!」と掛け声を掛けながら切りかかる。
 絶影は何も言葉を発することも無く、先ほどと同じように使用者に応えて刃に魔力付加を掛ける。
 上段からの一閃。
 カジェットは腕を交差させてそれを防ごうとしたが、魔力が加わった絶影の刃は紙を切り裂きように腕を切り落とし、さらに索敵センサーを的確に切り裂いて相手の視界を奪う。
 センサーを失ったガジェットは、残りの短い腕をもがく様に振り回す事しかできず、最後は背後から一閃。激しい火花を散らし、爆発の予兆を見せるとレキが後退すると大きな爆発を起こし、粉々と散った。
 レキは呼吸を整え、一息つく。
 やはりガジェットドローンだった。となると、次なる標的はそれを率いているのが誰なのか、だ。
 再び森林の中を走り始める彼だったが、先程の戦闘でとある人物に自分の存在に気付かれる。

「あれ、この反応って……」

 緑をイメージした騎士甲冑を身に纏う金髪の女性。
 ホテル・アグスタの屋上にて現場指揮を執っている、シャマルが使うデバイス『クラールヴィント』が彼の魔力反応を感知する。
 それはシャマルだけではなく、ここ一帯を監視している機動六課のロングアーチもその魔力反応を感知していた。
 彼が所持するジャマー効果を持つマントは、あくまで自分が発する魔力を感知されないが、デバイスや物質に魔力付加などといった事を行うと、マントの効果範囲を外れて感知されてしまう。
 だが、戦闘を始めた以上今更感知されようが、レキには関係無く気にしていなかった。

 それはすぐに、はやてとアルに報告された。

「来たか……」
「うん」
「って、どうしてあいつが戦闘に参加している!?」

 彼はここへ来てはやてと”対談する予定”のはずだ。
 にも関わらず、戦闘地域に侵入して実際に戦闘を行っている。彼に何か目的はあるだろうがこうも勝手に戦闘に介入されるのは好ましくない。
 
「どうするはやて?」
「……私らはオークションを見守る必要があるし、ここは様子を見た方がええな。ロングアーチとシャマルに追跡を頼めばええと思う」
「まあ、あいつ自ら姿を現すかもしれないし……そうした方がいいか」


「はぁぁあぁぁあ!」

 横からの一閃でガジェットを破壊していくレキ。
 彼は戦闘の途中から違和感を感じていた。無人機のはずのガジェットの動きが急に”良くなった”。まるで有人操作に切り替わったように。
 その前兆に感知した巨大な魔力反応、彼のあくまで推測だがガジェットを有人操作に切り替えた者が率いている者と同人物だと。
 レキはさらに加速する。
 戦闘はもうじき終わりに近づいている。その者が撤退する可能性が十分に高い。この期を逃がす手はない。
 
「この先2kmに生命反応を二つ確認。人間です」

 普段滅多に話す事がない絶影が彼の心を察知して報告を告げる。
 この先に手がかりがある!そう思いながら、ひたすら走り続けた。
 そして、彼は対峙する。

「待て!───!?」

 生命反応に追いつき、勢いで叫ぶ。だが、その声に振り向いた者達を眼にしたレキは混乱する。
 待て……何故だ?どうして?いや、そんな……そんなことって……
 余りの衝撃的な光景に、頭がどうにかなりそうだ。

「どうして、手前がいる……」

 震える声を絞り出して問うが、レキの問いにその者は応えない。それと同時に彼に瞬間的な怒りが爆発する。もし、カジェットを率いていたのが目の前の者なら、問いただす必要がある。いや、とりあえず一発殴らねぇと気が済まねぇ!
 何故なら、そこで対峙したのは……

「ゼストォォォオォォォォオ!!!」




あとがき
 どうも、ご愛読ありがとうございます。レキです。
 今回は、なるべく早く更新できたかなと思います(`・ω・´)キリッ
 あと、内容はどうか分かりませんが、文はそこそこ長くなっています。途中崩して二分割にして前回程の長さにしようかなと思いましたが、書いていくうちにそれはないかなと判断してこうなりました。
 そして今回は少しですけど戦闘シーンが書けて、自分としては満足かなぁ
 最後につくづく自分は、普通の会話シーンを書くのが苦手なんだなと思います。SSを書く上で致命的だと思いますけど……。・゚・(ノД`)・゚・。
 とりあえず、次回もよろしくお願いします。
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