▼第四章 後編
するとフェイトはザンバーフォームからアサルトフォームに変えた。
「(まずはあの金髪からだぁ!)」
「(うん、分かったぁ!)」
2人は二手に分かれ兄がアル、弟がヘレンを斬りかかろうとした時フェイントを掛けスルーしフェイトに同時に斬りかかる!
「なッ!俺じゃない? ・・・・フェイト!!」 「あれ、なんで? 」
フェイントを掛けられ焦る二人、そしてフェイトは・・・。
「ッ!二人をスルーして私の方に!(狙いは私か!)」
と斬りかかる二人に対してバルディッシュを構えた。
「(エル!幻術をかけろ!そこでまたフェイントをかける!!)」
「(分かったよぉ!)」
すると弟が片手に剣を持ちもう片方の手に魔法陣を出しフェイトの方に向ける!
「ッ!なんだ・・・。」
警戒しながら2人を待つフェイト。そして!
「でぇぇーい!!」
兄の方が横から斬りかかるがフェイトはスピードで回避するが後ろから。
「はあぁぁぁぁ!!」
今度は弟の方が上から斬りかかる!そしてフェイトは。
「ハァーケンセイバー!!」
アサルトフォームから急にハーケンフォームに変え刃を飛ばし弟に当てる!しかし。
「なにぃ!?」
直撃したはずなのに弟の姿がない!すると後ろから!
「でぇぇぇぇぇい!」 「はあぁぁぁぁ!!」
2人がクロスしながら斬りかかる!
「バイオレットシュュゥゥゥト!!」 「行け!お前達ぃ!!」
アルのバイオレットシュートとヘレンの無数小型ナイフが2人に当てようとしたがフェイトに斬りかかる瞬間、距離を取った。
「大丈夫かフェイト?」 「あの子達中々のコンビネーションだね!」
「うん、大丈夫!だけどあの幻術、かなり高度な技だった。」
フェイトがまんまと幻術をかけられた。それはその幻術がかなり高度な幻術だという事だ。
「よし、あの二人を1人1人に分ければいいんだ!」
「というと誰かが2人で1人を相手して残りの誰かがもう1人を相手すればあのコンビネーションは成立しないね!」
「うん!」
話し合いでアルとヘレンが兄を相手しフェイトが弟を相手する事になった。
「兄ちゃん、あいつら何か話し合ってるよ?」
弟のエルが不安そうに兄のアルに話しかける。
「なぁ〜に大丈夫さ俺らにはあれがあるだろ?」
「まぁ〜もしの事があっても大丈夫だよね?!」
「当たり前だろ?」
と兄のアルはエルの背中を軽く叩く。そして二人は再び剣を構える。
「よし、行くぞぉ!」
アルの声でヘレンとフェイトは散開して兄弟に斬りかかる。
「なッ!エル散開しろ!!」
「ぅ、うん!」
一旦お互い距離を取る、そしてヘレンとアルは兄のアルを!フェイトは弟のエルと対峙する。
「おい、いい加減武器を捨てろ!大人しくすれば逮捕だけで済む。もしそうでなければ・・・・。」
とアルがエクスキューションナーを兄のアルに向ける。
「ちッ!(エル、仕方ないあれをやるぞ!)」
兄のアルが舌打ちしエルの方を見るが・・・。
「武器をしまいなさい!あなたを指定遺失物不正取り扱いによって逮捕します!」
「・・ぅ・・・。(お兄ちゃん・・・うん!)」
すると二人は目を閉じ再び目を開き。
「プロパリエング・リネクション!!」 「プロパリエング・リネクション!!」
「んッ!?」 「ッ!」 「ッ?」
すると2人が強い光を発するしその光が消えると・・・。
「なッ!・・・・。」 「あれ?・・・あれれ?」 「それぞれ二人いる・・・。」
それぞれアルとエルが2人ずつになった!「プロパリエング・リネクション」はお互いを増殖し離れていても代わりを召還しコンビネーションを可能にする魔法なのだ。
「ヘヘヘどうだい僕達兄弟の魔法は?」 「ヘヘヘどうだい僕達兄弟の魔法は?」
「ヘレン・・・。」
「えぇ・・・分かってます。(フェイトちゃん!)」
アルとヘレンの方はフェイトが気になって仕方が無い。何故ならフェイトは1人で2人分を相手しなければならない。
「くッ!・・・・・。(大丈夫ですなんとかします!)」
するとフェイトはバルディッシュをザンバーフォームに変える。
「さぁ!僕達のコンビネーションを特と味わってね♪」 「味わってね♪」
そして兄弟の悪夢のコンビネーション攻撃がフェイトに襲い掛かる!!
次回予告
「それぞれナイトメアに苦戦する俺ら!シグナムは一時アースラへそしてリバルは・・・。そして俺らは兄弟ナイトメアとの戦い、悪夢のコンビネーションでフェイトに襲い掛かる!そして俺とヘレンは・・・。次回魔法少女リリカルなのはA's外伝 反乱のアル=ヴァン フェイト危うし!悪夢のコンビネーション デストライクスラッシュ!! 哀れな魔族に聖なる鉄槌を!!」