▼第五章 前編 

第五章「フェイト危うし!悪夢のコンビネーション デストライクスラッシュ!!」

「フェイト危うし!悪夢のコンビネーション デストライクスラッシュ!! 」


少し臭う下水道の中で一人走り続けている騎士がいる。彼女のなはシグナム。

「…はぁ…はぁ…。」

アルフがやられ一時アースラに戻ることになったシグナム。背中には傷だらけのアルフが。

ただシグナムは仲間を助けるべく走り続けていた…。


一方兄弟ナイトメアと交戦中のアルは。


「ぐぅ…ぅ…。」 「し、しぶとい!」

兄弟が2人にも増え圧倒的不利な状況のアル達だがなんとか持たせている。しかしフェイトは。

「…はぁ…はぁ…。」 「…ちッ!…。」

もう片方の兄弟(分身)を一人で相手をしていた。

「長期戦になるとまずいな…ヘレン気合入れろよ…。」

「お、おう!フェイトちゃん!!」

「大丈夫です、なんとかします!!バルディッシュ!!」

そうするとフェイトはザンバーをハーケンフォーム へ変える。

「どんな作戦があろうと…。」 「僕達のこの動きからは逃れられないよ!」

すると弟が本体の兄弟がフェイトに斬りかかる。

「バルディッシュ!」

「Yes, sir.」

そう言うとフェイトはマントを取りバルディッシュに巻きつけると…。

「ふんッ!」

思いっきりバルディッシュに魔力を送り込むとマントに巻かれたバルディッシュが姿を消す。だがフェイトはバルディッシュを持っているような構えをしている。

「ん、ハハハハハなんだあれ、透明にしたって持ってますと言ってるもんじゃねーか。(笑)」

分身の兄が爆笑する。

「行くよバルディッシュ!!」

「Yes, sir.」

すると見えないがバルディッシが変形する音が鳴り響く。しかしその兄弟にはその音がどんな音なのかは分からなかった。

「ふん、何よそ見してるんだよ!エル!あれをやるぞ!」

「うん、任せて!!」

すると2人ずつ居たが急に集まり4人に固まると…。

「デストライクスラッシュ!! 」 「デストライクスラッシュ!! 」

すると4人は一斉にフェイトに斬りかかる!

「ロード・オブ・ブレイカァァァァ!!」

アルが撃ち落そうと撃つが軽がると回避され…。

「前後縦横斬!!」

兄のアルがそう言うと兄本体と分身がフェイトの前と後ろを取りエルが横とり斬りかかる!

「…ふぅ……。」

フェイトは集中するかのように眼をそっと閉じ。

「はぁッ!」

そして眼を大きく開き大きく振りかぶり何かをなぎ払うモーションをすると…。

「ぶはぁ!なにぃー!」  「うわあああぁぁぁぁ!!」

弟のエルが吹き飛ばされ壁に飛ばされ気絶する。するとバルディッシュからマントが外れる。すると今までハーケンフォルムからザンバーフォルムになっていた。フェイトはハーケンフォルムの状態でマントを巻きつけ魔力を与え透明になり見えない状態でザンバーフォルムに変形させたのだ!!

「エルぅ!くそ…てめぇよくねエルを…。」

すると弟の分身が消える。どうやら弟が気絶すると魔法の効果も消えるらしい。

「ここまでた。」

気づくとフェイトが兄のアル首元にバルディッシュで斬りかかる。

「…ちッ!(マジかよ…。)」

そして兄アルはデバイスを床に置く。そして。

「はい、逮捕♪」

アルが兄のアルにバインドをかける。

「ここでじっとしときな、局員がいずれ突入してお前を逮捕、保護してくれるから。」

「ちッ!」

そう言いアル達は床に座り込む。

「にしても今回はフェイトはお手柄だな、もしあれがなかったらどうなってた事やら…。」

「本当だよね…私あういう高速系苦手なんだよねまぁ〜私も高速系だけど…。」

「なんというか…とっさの行動です!」

フェイトはそう言うがあれは中々出来ない作戦だった。

「でも、良かった、なのはやリバル達は大丈夫だろうか…。」

「大丈夫だと思いますよ!シグナムがそう簡単にやられる彼女ではないはずですが…。」


そしてシグナム達のグループ2は…。

「着いたぞアルフ。」

「はぁ…はぁ…。」

アルフを負ぶって聞くがアルフは意識が朦朧とし返事がない。

「シグナムさん!今回収するからここで待っててね!」

「はい、お願いします。」

そしてシグナムはアースラが着陸するのを待った。そしてリバルは…
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