▼第六章 前編 
第六章「刀浮術使い、亡霊ケロベロス!」

「俺達には時間がない、ロストロギア。今だどんな事が起こることすら分からない俺達。でも奴だけは絶対に倒す今度こそ!!魔法少女リリカルなのはA's外伝始まります。」


「…クッ…。」 「…………。」 「……ふぅ……。」

なのは達は最後のナイトメア、アメリア・フールと対峙していた。

するとアメリアは丸眼鏡をかけ始めなのは達を見つめる。

「なるほど、それなりにランクは持っているようなのね…。」

どうやらその丸眼鏡で相手の詳細が分かるようだ。

「…なのは、ユーノ、来るぞ…。」

とヴィータが二人に忠告した直後。

「ティティオ!バスターモード!」

「了解。」

するとアメリアは傘型デバイス「ティティオ」を裏ッ返しにし砲撃形態にする。

「アウトレックバスター!!」

チャージ時間はほとんどなく瞬時にバスターを発射する。

「「…クッ!」」

3人とも散開し戦いが切って落とされた。

「Accel Shooter.」

「シュュゥゥゥトォ!!」

5,6発ハクセルシュートを打ち込むなのは。

「ティティオ、シールドモード!」

「了解、シールドモード。」

そう言い裏ッ返しから元に戻し通常の開いた状態でなのはのアクセルシュートを防御する。

「臨機応変型デバイス…。(なのは、ヴィータちょっと聞いて!)」

ユーノが2人に念話を送る。

「(戦闘中だから簡単に説明するよ、あのデバイス「ティティオ」は臨機応変だからあらゆる状態も対応できる。だからなのはとヴィータの連携と僕の援護で連続的にやればなんとかなる!)」

「(うし、分かった。なのは!)」

「(うん、ヴィータちゃん!)」

そう言うとなのはとヴィータは正反対の方向に移動しアメリアを挟み撃ちにする。

「やるよ、アイゼン!」

「Explosion.」

そしてグラーフアイゼンはカートリッジ一発を消費しラケーテンフォルムに変形しヴィータはそれを回転させ加速させアメリアに急接近する。

「そうは行きませんわ!ティティオ!」

アメリアもカートリッジ一発を消費しティティオに特殊なバリアを張りヴィータの攻撃を受け止める。

「ユーノ!」

ヴィータがユーノに向け叫ぶ。

「うん!…ふん!」

とバインドをかけようとするが。

「バインドですか ? そうは行きませんわ!」

そう言い右腕を上に掲げ指を鳴らすと急に濃霧が発生する。

「ッ!ヴィータちゃん!ユーノ君!」

濃霧で眼の先ぐらいしか見えない。すると突然砲撃の音が鳴り響く。

「終わりですわ、赤い子…。」

そして急に霧が晴れる。すると。

「ヴィータちゃん!」 「ヴィータ!」

アメリアの横で脇腹に穴が出来倒れているヴィータ。

「この子かなりの攻撃型なのね、もうちゃっと強かったからやられていわ。」

と険しい顔でヴィータを見下ろすアメリア。

「…ぅぅ…ふん!!」

ユーノがとっさにバインドを掛けようとするが。

「駄目よ僕、私ね手加減って出来ないタイプなの。」

そう言い右肘をユーノの溝に打ち込み壁に吹き飛ばす。

そう言い右肘をユーノの溝に打ち込み壁に吹き飛ばす。

「ぐはぁ!」

「ユーノ君!」

なのはがユーノに掛ける寄る。

「大丈夫だよ…なのは。」

なんとか立ち上がるユーノ。

「さぁ…今度はこの白い…ッ!」

すると天井が崩れ落ちる。その中に黒い物体が混ざっている。

「しゃらあぁぁぁぁぁ!!!」

人間だった、しかも男だ。その男は大きな鎌を持ち着地と同時に鎌を上に切り上げティティオの砲撃する発射部分を破壊する。

「なッ!私のティティオがぁぁ!!」

と突然の奇襲とティティオの破損に呆然とするアメリア。

「影…一閃!!」

その男はそう言い大鎌から黒い衝撃波を出しアメリアに直撃させる。
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