▼第八章 中編 

上空では…

「ふむ…仲間がくるとは予想外。子に任せたのが原因か…なら私自ら相手してやるか…。」

するとクロウアンが急降下!それに対して…。

「カートリッジフルドライブ!ハイパワァァァグラビティィィバスタァァァ!!」

地上からカレンが前の3倍ほどの大きさの砲撃でクロウアンを撃ち落そうとする!

「ぶばあああああぁぁぁぁぁ!!」

クロウアンも口から巨大な砲撃を撃ちカレンに対抗する。

「デュランダル!」

「OK,Boss.」

カレンとクロウアンの砲撃がぶつかり合う中、クロノは上空に高速で上がり…。

「凍りつけ!!」

「Eternal Seal.」

するとクロウアン急降下しながら砲撃を撃つクロウアンが突然動きを止める。しかし砲撃は止まらない。しかしクロウアンの周りに無数のバインド出現する。

「ならこれでぇ!」

「うおあああああああ(な、動きが!)」

そして徐々に砲撃の太さの細くなり。

「クロスレイス!!」

クロウアンの砲撃が完全にカレンの砲撃に負け、超強力重力砲を喰らい地上に落下する。

「ぐふううううう…。」

地上に落下したあとも重力が収まらず苦しむクロウアン。

「そこまでだそ鳥さんよー!」

「ふぅ…なんとかやった…。」

落下して動けないクロウアンに近寄るカレンとクロノ。

「ふふふやるな小僧達、不敗鳥とも呼ばれたこのわしを殺るとはな…。」

「いや、別に殺るつもりはないんだがな…。」

「僕は話が聞きたい今回の事件について。」

両腕を腰に当て話すふたり。そしてクロウアンは…。

「……まぁ良かろう、もうわしも用済みだ。」

「それはどういう意味 ? 」

カレンが首を傾げて尋ねる。

「わしはこの事件が終わればあの世行きということさ。」

「「ッ!!」」

クロウアンの言葉を聞いて耳を伺った。

「ど、どいうこと ? 意味が分からないわ!」 「もっとちゃんと説明してくれ!!」

しばらく沈黙するクロウアン。そして閉じた口がゆっくり開く。

「グレンモアだ。あれが作動する…。」

「グレンモア、クロノ知ってる ? 」

初めて聞く名前にクロノに質問するカレン。

「いや、僕も聞いた事の無い名前だ。」

クロノも知らないようだ。するとクロウアンが説明を始めた。

「グレンモアは…超圧縮リンカーコアだ。そのリンカーコアは初代魔王バンプ・クライアントだと言われている。その魔力は非常に危険性が高く、圧力により圧縮され封印に近い形で保存されていた。しかしたかが圧縮少しでも魔力を入れればその圧縮されたリンカーコアは暴走し超強大な次元震が発生しここは軽く消滅し他の世界も悉く消滅するだろう…。」

「そ、そんなぁ…。でも誰がそれを…まさか!」

クロウアンはコクりと頷きこう言った。

「奴を止めろ!だがあまり追い詰めたりするなよ。し止めるなら一撃でだ!追い詰められグレンモアを暴走されたら終わりだ。」

「わ、分かった!行こうクロノ!!」 

「あぁ、だがあなたはどうします ? 」

「わしはここでお前達がやってくれると願ってるよ…さぁ行け!あまり時間がないぞ!!」

そしてカレンとクロノはゲヘナ城へ急いだ!


ゲヘナ城内(レキ、なのは、リバル)


「「「はぁ…はぁ…。」」」

3人は長い階段を黙々と上り続けていた。

そしてついに長い階段も終わりに近づいてきた。

「レキ、なのはちゃんもうそろそろよ頑張って!」

「おう!」 「はぃ!」

そして3人が上り終えると…。

「……大きいですね…。」

「そ、そうね…。」 「あわわ…。」

上り終え休もうかなと思ったその時レキ達の前に立ちはだかったのは巨大な扉。

「どうします ? 」

レキがリバルに尋ねる。

「……休みましょうこの先何があるのか分からないし…。」

「了解。」 「そうですね。」

そして3人が腰を降ろそうとしたその時!
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