▼第八章 後編
ドオオオオォォォォン!!壁が壊れる音が辺りに響く。
「よっしゃ!雑魚どもめ!!」
するとアルの声が辺りに響く。
「ア、アルちょっとやりすぎだよ…ケホッケホ…。」
壁の残骸と粉塵が舞い咳き込むフェイト。
「んーまぁ良いんじゃない ? 」
適当に受け止めるヘレンの姿も。
「アルさん!ヘレン!!」
リバルが叫ぶ!!
「ん、おぉリバルじゃねーか!ってレキも居るのか!!ぁなのはも。」
するとフェイトがなのはという言葉に反応して。
「な、なのは ? 」
フェイトが辺りをきょろきょろと辺りを見渡す。すると…。
「フェイトちゃん!!」
なのはが手を振ってこちらを見ている。
「なのは!」
なのはに駆け寄り両手を握り合う二人。
「アルさん無事で何よりですよ。」
レキがアルに近寄りながら話す。
「おう!だけどワタルはどうした ? 」
「兄貴なら電波塔を叩きに行きましたよ。」
その言葉にアルが疑問をぶつける。
「ちゃんと破壊出来たのか ? 」
「そういえばあいつから連絡が無いわね…。」
突如アル達が黙る。
「奴ならなんとかなるだろう…。」
「願ってます私は…。」
半分見捨てるようにも聞こえる発言である。
「あ、フェイト!ちょっと!」
「ん ? 」
フェイトが首を傾げて近寄る。
「こいは友人のレキだ!で、この子がフェイト。」
「んー君がフェイトちゃんかーよろしくね。」
「よろしくお願いします。」
お互い握手し合う。
「でも再びこうやって合流出来て良かったなー!」
と辺りを見渡すと…。
「あれ、ジクナムとヴィータ、あとアルフ。それにユーノも居ねーな。」
するとなのはが。
「ヴィータちゃんはナイトメタの人に…。」
「アメリア・フールだ。ユーノはヴィータわ運ぶ為に一緒にアースラに戻った。」
レキがそのナイトメアの名前を言う。
「そうか…でシグナムとアルフは ? 」
「アルフがデュラムにやられてな…シグナムがアースラに一度戻ってる。多分戻ってくるだろう。」
「そうか…奴は戦闘のプロだからな…。」
アルが爪を噛む。すると!
ドオオォォォォン!!
アル達同様近くの壁が粉砕される!すると一人の面影が!
「ッ!な、なんだ!!」
皆吹き飛んでくる砂を防ぐ為腕を顔の近くまで上げる。
「だ、誰か…いる ? 」
なのはが砂を防ぎながらそう言う。するとその面影は少しずつ近づいてくる。一体誰だろうか!
次回予告
「無事合流を果たした俺ら、しかし突如シャドーからの通信が入る!!なにぃ ? この先は俺とリバル、ヘレンだけだって ? 他の皆はどうするつもりだぁ!!次回魔法少女リリカルなのはA's外伝 騎士隊長現る!お前ら…どうして!!」