▼第九章 後編 
レキの周りに無数のアクセルシューターが出現する。

「………ッく!(やばい、殺される…。)」

「撃てぇ!!」

一人の一般騎士がそう言うと、一斉にアクセルシューターをレキに向け発射し、そこいら一帯爆発した。

レキはどうなるのか…。一方シグナムは。


拷問の間


「……………。」

シグナムはかつてベルカの騎士を瀕死状態までにした、第三代魔王テイク・クライアンと対峙していた。

「久しぶりだな、シグナム。」

「…………。」

しかしシグナムは黙ったままだ。

「おいおい、折角の再会だ。黙ってちゃ困るな。」

「貴様に言う事はただ一つ…。」

「ん ? 」

「…………斬る。」

すると、シグナムは腰に納刀していたレヴァンティンを抜き、持ち構える。

「やれやれ、折角の再会なのに…仕方ない!」

テイク・クライアンも腰に納刀していたエクスキューショナーを抜き、持ち構える。

「君がどうしても僕を殺ろうと言うのなら、僕も本気で君を殺す気で行かせてもらうよ。」

「……………。」

今此処に1500年の時を越え、再び熱き決闘が始まろうとしていた。


最後はフェイトとなのは。


「……ぅぅ……此処は ? 」

転移され瞼をゆっくり開けるなのは。すると、辺りは少し暗く床にロウソクが無数に置かれていた。

「違う場所に私達、飛ばされちゃったみたいだね。」

フェイトは、なのはのバリアジャケットの裾を掴みながら言う。

「そうみたいだね…でも、大丈夫だよきっと!」

そう言うと、フェイトの方を向いてニコっと微笑むなのは。それを見て、フェイトは安心したのかなのはの裾をゆっくり離す。

「おやおや、私の相手はお嬢ちゃん達かい ? 」

すると、ピエロの仮面を被ったケロベロスが現れた。

「だ、誰 ? 」

「アルの古き友人だって言ってたけど、この人既に殺されているのアルに。だけど…。」

すると2人はデバイスを持ちケロベロスに向け構える。

「二対一はきついですね…ならこちらも2人で行かせて貰います。ウルフ!」

「ウォォォォォォォン!!」

使い魔と思われる狼のウルフは、遠吠えすると人間の姿に変える。するとその姿は、ケロベロスと同じ姿をしていた。

「ッ!同じ二人に…。」 

「これで二対二だ。さぁ、かかってこい…。」

すると、ケロベロスとウルフの周りに無数にも程があるほど辺り一面に小型ナイフが宙に浮ぶ。

「「…………。」」

此処にミッド式とゲヘナ式の戦いが始まろうとしていた。


王の間


「クックックックッ、さぁ踊れ!踊れ!!ハハハハハ!」

それぞれの部屋をモニターを通して観戦するシャドー。

「クックックックッ、その調子だその調子だ……。」




シャドーはモニターで高みの見物だった。これから、バラバラになったアル達はどうなるのか…次回を待て!



次回予告

「それぞれバラバラな場所に飛ばされてしまった俺達。そこにはそれぞれのシャドーの部下達が待ち受けていた!そして俺と副隊長は、ゲヘナの騎士隊長陣が!アルは彼らを洗脳から助けられるのか ? 次回魔法少女リリカルなのはA's外伝 究極粉砕!ロード・オブ・クラッシャー!!」

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