▼第十三章 中編
「なッ!? 」
「堕ちろ、アル!」
そして、アームはエクスキューショナーを握り壊してしまう。
「ば、馬鹿な…エスクキューショナーが…」
「さぁ、これからどうするアル ? 」
エクスキューショナーの刃が粉砕され、唖然するアル。
「……ちッ!…シャドオオォォォォ!!」
「来るかぁ、アルウゥゥゥ!」
シャドーはエクスキューショナーを取り出し、アルは老王の腕で立ち向かい、魔剣と老王の鋭い爪でお互い斬り合う。
「ふぅん、中々やるじゃないか…だが!」
「ッ!? 」
シャドーは、威勢良くアルに左手を掲げると背中から無数の触手がアルに襲い掛かる。
「邪魔だぁ!ロード・オブ・ブレイカァァァァ!!」
それに対して、アルはロード・オブ・ブレイカーを放つ。
「ふはははは、そんなものじゃあこれを消す事は出来んよ!エボリューション・アルティメット・ブレイカアァァァァ!」
すると触手の先端から口のような物が出現し、無数の細い砲撃が放たれロード・オブ・ブレイカーを消し去った。
「何ぃ!? うおおおあああああ!」
ロード・オブ・ブレイカーを消され、エボリューション・アルティメット・ブレイカーを直撃してしまうアル。
「アル!? 」 「アルさん!」
「余所見してんじゃねえぇぇえええぇよ!!」
テイク・クライアントは腰の両側からエクスキューショナーを2本取り出し、ヘレン達に急接近し通り過ぎるように脇腹周辺を斬り払う。
「ッ!? 」 「くぅッ!…」
強烈な痛みが走り、脇腹辺りを押さえて倒れこむ2人。
「くそ…シャドー…貴様あぁぁぁぁぁぁ!!」
よろめきながら立ち上がり、険しい表情で魔法陣を展開させる。
「来いよ、とどめを刺してやる!」
「うおおぉぉぉぉぉ、ロード・オブ・クラッシャアアアアァァァアァァアァ!!」
「ふっ、うおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
エクスキューショナーを老王に装備してながロード・オブ・クラッシャーを行うアル。一方シャドーは、肩に生えていたアームを緑色の粒子に変え、左腕に装備させ巨大な物にしアルと同じようにロード・オブ・クラッシャーを行い左腕同士ぶつかり合う。
「ぐぅぅ…ぁぁ……」 「ぅぁぁ……くぅぅ……」
お互い譲らない両者。するとテイク・クライアントが叫ぶ。
「アル!これ以上攻撃を続けたら、この娘達にトドメを刺す。」
「何ぃ!? 」
「てめぇも余所見してんじゃねええぇぇぇぇぇよ!!」
そして、シャドーの左腕はアルの老王を粉砕し、吹き飛ばす。
「ぁッ!!? 」
「チェックメイトだ、アル。ロード・オブ・ブレイカー……」
老王を粉砕し、横に一回転し吹き飛ぶアルに左手を掲げロード・オブ・ブレイカーを放つシャドー。
「……ぁぁ………。」
アルは、眼を丸くしシャドーのロード・オブ・ブレイカーに包まれる。
「アル…さん…」 「…そんな……」
そしてアルは壁に激突し、そのまま動かなくなった。
「……ふぅ…後は…」
シャドーはゆっくりとヘレン達を見つめ、歩み寄る。
「そうはいかねえええぇぇぇぇぇぇ!!!」
すると地下から激しい振動がし、床の一部が崩れ二人の男が姿を現す。