▼第二十二章 
「魔法少女リリカルなのはStrikerS アル=ヴァン編」

第二十二章「約束の空へ」


─────ゆりかご内部──


「………………」

ケロベロスとの死闘を終え、アルとヘレンはケロベロスの遺体を見つめていた。

そして、アルが遺体に背を向け、葉巻を口に咥える。

「ヘレン、行くぞ。」

ヘレンに話しかけるが、ヘレンから返事はない。

だが、少しすると布が擦れる音がする。

「うん………行こう。」

涙を拭き、ようやく返事を返す。

すると、突然艦体全域にサイレンが鳴り響く。

「聖王陛下、反応ロスト。システムダウン。艦内復旧の為、全ての魔力リンクをキャンセルします。」

すると、魔力リンクがキャンセルさせられた為、鎧化していた老王の腕と足は元の姿へと戻ってしまう。

「なッ!」 「ぅ!」

「艦内の乗員は、休眠モードに入ってください。」


─────ミッドチルダ 廃棄都市区画──


「行くのか?」

瓦礫に寄りかかりながら、レキに話しかけるリバル。

左腕を骨折し、息が荒い…

「別に、何処にも行かないさ。」

「なら、アルさんのところに行って欲しい。さっきから連絡や念話にも応えてくれない。」

「ッ、アルが?」

アルがゆりかごの中に居るとは知っていた。

だが、その中の状況は知らない。

「今、動けるのはお前ぐらいだ。フォワードメンパーがなのはさんの救出に行っているが、アルさんも助けられるかどうか…」

時間が刻々と迫っていた。

軌道上に到達すれば、脱出は不可能。

クロノが率いる艦隊の攻撃によってゆりかごごと破壊されてしまう。

自分にとって、アルは別にどうでも良い人。

だが、「A,B事件」のように再び助ける事は出来ると思った。

だが、本当に助ける価値があるのか?

しかし、自分の心の奥底に彼への思いが眠っていた。

「……分かった。行ってやるよ…」

「ッ、良いのか?」

すると、めんどくさそうな表情で頭を掻きながら、レキはデハイスを展開させた。

「だが、こういう事はこれっきりだからな!」

そう言い、レキはゆりかごへと向っていった。

「……、素直じゃないんだから…」

ゆりかごへ向ったレキを見つめながら、微笑するリバルであった。

すると、突然立ち上がるリバル。

軽く左腕を見つめ、舌打ちすると空へと上っていった。

「まだ、私にも出来ることは……ある!」


─────ゆりかご内部──


「駄目です。魔力結合が出来ない…通信も!」

「不味いな…まさか老王まで使い物にならなくなるとはな。」

聖王は消え、システムダウンによって魔力リンクを封じられたアル達。

老王も使えない状況。脱出する為には手段が限られていた。

「徒歩で脱出以外、考えられないな……ヘレン!」

「……うん。」

ヘレンは、ケロベロスの遺体を見つめ、彼が握っているデバイスを手に取り、内ポケットへ納刀した。

「乗員は、所定の位置に移動してください。……繰り返します。乗員は所定の位置に移動してください。これより、破損内壁の応急処置を開始します。破損内壁・および非常隔壁から離れてください。」

すると、ケロベロスとアルとの戦いによって損傷した内壁や床が青い線が次々と出現し、壁や床の修復を開始する。

それを見たアルは、焦りを感じた。

脱出手段は限られている。もし、唯一脱出出来る扉も封鎖されてしまうのではないかと…

「ヘレン、走るぞ!」

慌てて叫んで走り出すアルを見て、ヘレンも黙って頷いてアルを追いかける。

しかし、扉の前で扉が閉じられてしまう。

不幸な事に、ヘレンがアルを助けるために放った魔力衝撃波が扉の一部分を破壊していた。

よって、アルとヘレンは完全に閉じ込められてしまった。

「くぅ…」 「…………」


─────ミッドチルダ 上空──


リバルは、出血し骨折している左腕を右手で抑えながら空に上っていた。

そして、モニターを展開しシグナムに連絡を取る。

「シグナム二慰、こちらロングアーチ、リバルだ。」

「ん、リバルか。」

「ッ、貴様…その姿は…」

モニター越しでリバルが見たシグナムの姿。

上半身を軽装になり、炎の羽が四本生やし、何よりリィンとのユニゾンとは違い色に染まっていた。

「ああ、色々とあってな…。それより、お前のその傷。大丈夫なのか?」

「なに、気にする事は無い。今から私も迎撃に加わる。良いな?」

「ああ、頼む。」

シグナムから了承を得り、モニターが閉じられて軽くため息をするリバル。

シグナムには見せなかったが、息が荒い。

しかし、苦しそうな表情は少しも見せず、逆に笑みがこぼれる。

「グングリル、やれるな?」 「Yes, sir.」

すると、魔法陣が展開され、紫色の光が全身を包み込む。

「はあぁぁぁああぁぁぁぁぁぁ!」

レバーが上下に動き、俳莢口から一発の薬莢が排出される。

そして、グングリルを槍から脚甲と手甲に変形させてそれを装備する。

すると、左腕が骨折して動けない為、残った右腕を後ろに引いて構える。

黒き炎が右腕に纏わり付く。

「阿修、羅 鳳凰拳!」

そして、右腕が空を殴り、右腕に纏っていた黒き炎が炎の鳥へと変わり、右腕から放たれる。

黒き炎の鳥は、空を舞い、迫り来るガジェットを次々と撃破していく。

その炎の鳥も、果てしなく遠くへ飛び、姿を消した。

「ルキノ、敵影は?」

モニターを展開し、すぐさま次の敵を撃破する為に、ルキノに連絡をする。

「ぁ、はい、二時方向にて第二編隊来ます!」

「ああ!」


─────ゆりかご 内部──


「……もう無理かな。」

頭を掻きながら、絶望的な状況に立たされて真っ青なアル。

「信じましょう…きっと来てくれますよ…」

アルとは違い、最後まで希望を持って助けを待つヘレン。

すると、遠くから何かが聞こえてくる…

「ッ、この音…」 

「……バイク?まさか!」

二人とも、ティアナとスバルがバイクに乗って助けに来ると喜んだ。

そして、突然外壁が爆発して壊される。

安堵した二人は、爆発した向こうを見つめる。

爆発によって白煙が発生していたが、それが晴れると…

「なッ!」 「ぇ!?」

「助けに来たぜ、御二人さん。」

そこに現れたのは、ティアナとスバルではなく。

偽自精製によって人間型の姿になったレキのデバイス「絶影」と

バイクに乗り、物凄く嫌そうな表情をしたレキの姿だった。

「ど、どうして…」

アルには分からなかった。

何故、彼が助けに来たのか。

自分は彼に借りを作った覚えも無かった。

だが、それでも嬉しかった。

助かった、助けに来てくれたという喜びが身体全身に伝わった。

「リバルに頼まれた。彼女は負傷しながらも今でも空で戦っている。だが、中に入って魔力結合が出来ると言ったら…戦闘機人の身体を持つ、俺ぐらいだからな。だから、来てやった訳だ。さぁ、あまり時間がない。さっさと乗りな!」

「ぁ、ああ!」 「うん!」

そして、後部座席に乗り、バイクを走られる。

「絶影!」

人間型で、全身を布で覆いかぶさって大鎌を持つ絶影は、レキの指示によってバイクより少し前を走り、クワットロの撃墜により停止し、再起動したガジェットを次々を破壊していく。

そして、バイクを走らせて少しすると、内壁の前で止まる。

「此処から行けば、外は大空だ。ここを破壊すれば脱出出来る。絶影!」

すると、軽く頷き、大鎌を数回斬ると、内壁が壊され大空が辺りに広がる。

空気が外に漏れるため、身体が持っていかれそうになるが、必死にその場に留まる三人。

「俺はスバルやギンガのようにウイングロードはない。こっからは飛んで行くぞ。」

「ああ!」 「うん!」

そして、三人は大空へと舞い降りる。

外では、はやての守護騎士。ヴィータとシャマル、ザフィーラが。

すると、三人がゆりかごから脱出したほぼ同時に、違うところからウイングロードが奔りる。

バイクに乗ったティアナとスバルが現れ、バイクの後部座席にははやてが座っており、スバルにおんぶされ救助して貰ったなのはとヴィヴィオの姿も確認出来た。

そして、ヘリに収容され、ようやく皆合流できた。

それと同時に、軌道上ではクロノが率いる艦隊がゆりかごを撃破。

任務完了となった。

アルやなのは達、フォワードメンバーもヘリの中では疲れの為、静かに眠っていた。

「レリック事件」をきっかけに始まった今回の任務は、こうして無事に終わりを迎えた。

いくつもの出来事が絡まりあったこの事件が「ジェイル・スカリエッティ事件」、又は「J,S事件」と呼ばれるようになったのは事件が終わって随分経ってからの事…


─────機動六課──


機動六課のオフィスの修理を終え、隊員達も全員職場復帰。

ヴィヴィオも一時保護と検査から帰ってきて、ママと一緒に平和な暮らし。

そんな中、ある個室でフェイトは拘置所に収容されているスカリエッティをモニター越しに見つめていた。

すると、扉が開いてアルがコーヒーをふたつ持って入ってきた。

「ッ、アル……」

「ほれ。」

部屋に入ってきたアルを振り向くフェイトに、アルは片手に持っていたコーヒーを渡す。

「ありがとう…」

礼を言うフェイトだが、何処か元気がない。

それを見つめながらも、コーヒーを一口飲む。

疲れもあるが、スカリエッティという人物に対する何かあるのだろうと考えていた。

「どうした、疲れが出たか?」

心配そうな顔で伺う。

「まぁ、色々とね…」

「そうか…悪かったな!」

「ぇ?」

突然謝られ、驚きを隠せないフェイト。

だが、アルはとても恥ずかしそうな表情をし、俯いてしまう。

「助けに行けなくて……悪かった。まぁ、エリオが来てくれたから…良いか!」

それを聞いたフェイトは、一瞬戸惑った表情を見せるがそれは一瞬に消え、微笑みへと変わる。

「そんな事か、元々行けない事はアルから言い出した事でしょ?別に謝る必要なんてないよ。」

「ま、まぁな…」

正当な理由を言われ、言い返す言葉が見つからないアル。

そんなアルを見て、軽く頭を撫でた。

「ッ!な、撫でるな!ヴィータとなのはじゃあるまいし!」

頬を真っ赤に染め、頭を左右に振って頭を撫でていた手を振り払う。

そんなアルの表情には、恥ずかしさと少しだけ嬉しさを感じられた。

「でも、アルは私より背が低いから。私やなのはより歳上なのに♪」

「あのな、身長と歳は関係ないって。大体、なんでそんな事で撫でるんだ!」

そう言い、少し頬を膨らませて慌ててコーヒーを一気に飲み干す。

それを見たフェイトに笑みがこぼれる。

「だけど、少しはちゃんと休んだらどうだ?身体壊すぞ。」

そう言い、肩を叩いて部屋を後にするアル。

アルにとって、別に頭を撫でられようが別にどうでも良かった。

ただ、フェイトが心配で何か言ってやりたかった。

だが、結局言えたのは小さな事。

それでも、アルは満足した表情で部屋を後にした。

「………ありがとう。」

振り返って見つめるフェイト。

頭を掻きながら部屋を後にするアルを見つめ、改めて嬉しさがこみ上げていた。


─────機動六課隊舎──


そして、しばらくして0076年 4月28日

ついに、機動六課解散の日を迎えた。

機動六課が始めて活動を開始したあの日。

その時、はやてが皆に挨拶をした場所と同じ所で再び、全員整列している。

そして、はやてからの終わりの言葉…

「長いようで短かった一年間。本日をもって、機動六課は任務を終えて解散となります。皆と一緒に働けて、戦えて心強く嬉しかったです。次の部隊でも、皆どうか元気に頑張って!」

終わりの挨拶が終わると、全員の拍手によって機動六課は解散となった。

そして、解散後。

ロングアーチのヘレン、リバル、レキ、そしてアルはある場所へ呼ばれていた。

話によると、なのはやフォワードメンバーもという事らしい。

それぞれ、指定された場所に集結する。

「此処は…」

「ぁ、来た来た!」 「アルー!」

左右を見渡すと、桜が舞っていた。

周囲には、無数の桜の樹。この目で見るのは久しぶりであった。

「おいおい、二次会の前に花見か?」

少し苦笑いしながらも、嬉しそうな表情をする。

すると、後ろからヘレンやリバル、レキも集まってくる。

「おいおい、わざわざ俺まで呼ぶ必要なんてないだろ…もう俺は解散前から除隊してると言うのに…」

「ごめんなぁ、折角やからレキ君にも来て欲しくてなぁ。」

愚痴るレキに苦笑いで応えるはやて。

そんな中、リバルはシグナムに歩み寄る。

「シグナム、この花は何だ?」

「あぁ、これは桜と言ってな。綺麗だろ?」

「ああ、花びら綺麗に舞って美しい…」

舞う花びらを追いながら、普段見せない綺麗な笑顔を見せる。

すると、側に居たヘレンの鼻先に一枚の花びらが乗っかる。

それを力を抜いて摘んでそれを見つめると、笑みを浮かべた。

そして、フォワードメンバーが到着する。

それを見た四人は、少し後ろに下がってなのは達と共に並ぶ。

「わぁ…!」 「確か…この花は…」

「うん、私やなのはちゃん達の故郷の花。」 「お別れと始まりの季節に、付き物の花なんだ。」

「よし、フォワード一同整列!」 「「「はい!」」」

ヴィータの掛け声により、フォワードメンバーはなのは達の正面に整列をする。

「さて、まずは四人とも一年間訓練も任務もよく頑張りました。」

「この一年間、わたしはあんまり褒めた事は無かったが…まぁお前ら、随分と強くなった。」

「「ぇ!?」」 「!」

ヴィータからの言葉を聞き、強くなったという言葉を始めて聞き、驚きを隠せない四人。

「辛い訓練、きつい状況、困難な任務。だけど、一生懸命頑張って負けずに全部クリアしてくれた。皆、本当に強くなった。四人とももう立派なstrikerだよ。」

「…ぁぅ…ぅ…」 「……ぅぅ……」 「…ぅ、くぅ……」 「ぅぅ…く…ぅ…」

Striker。随分前、フェイトから聞いた四人とも立派なstrikerにするという言葉を思い出す。

そして、本人から立派なstrikerと惚れられ、自然と涙が込み上げてくる。

「ぬぁ、泣くなこの馬鹿たれ共が!」

「「「……はぁい!」」」

涙声で叱るヴィータだが、彼女からにもうっすらと涙が…

「アル、お前からも何か言ってやったらどうだ?」

すると、側に居たシグナムから話しかけられる。

「いや、俺からは…何もないさ。」

「……………」

葉巻を口に咥え、俯くアル。俯いて前髪で瞳を隠した仕草から、泣いているのだろうとジクナムは悟った。

「さて、折角の卒業、折角の桜吹雪!湿っぽいのはなしにしよう!」

「ああ!」 「…おぅ!」

「自分の相棒、連れてきているだろうな!」

すると、シグナム、ヴィータ、アルに連れて次々とデバイスを起動する。

「「「ぇ!?」」」

「ぇ、ぇぇ?」 「ッ、はぁ?」

フォワードメンバーは当然だが、フェイトとレキは何の事か理解出来ず、きょろきょろと周りを見渡す。

「何だ、お前達は聞いてなかったのか?」

「全力全開、手加減なし!機動六課で最後の模擬戦だ!」

突然、模擬戦と言われ呆然とするフォワードメンバー。

「「「ぁぁ…ぇ…ぁ……はい!」」」

「全力全開って…聞いてませんよ!」 「おい、俺はこんな事聞いてなかったぞ!」

突然のサプライズに混乱する二人。

「まぁ、やらせてやれこれも思い出だ。」

「もぅ、ヴィータ、なのは、アル!」

「固い事言うな。折角リミッターも取れたんだしよ。」

「心配ないない。皆強いんだから!」

呆れて二人を呼ぶが、二人ともやる気満々である。

もはや、止める事は出来なかった…

「それに、今回は特別だ!この四人とで三チームで模擬戦なんだからよ。」

そう言うと、ヘレンとリバルとレキを引っ張って集結させる。

「ぉ、おい!俺はただ数を合わせる為にだけ、呼ばれた訳か!」

「まぁ、そういう事になるな♪」

「ふざけるナァ!」

自分が呼ばれたのが、ただの模擬戦の数合わせ。

そんな為にだけに呼ばれた自分が情けなくなった。

あまりにも突然的に分かった事で、呆れ果てた。

「はぁ…もぅ!」 「フェイトママ、大丈夫!」

「ぇ?」 「皆、楽しそうだもん!」

そこで見たのは、やる気に満ち溢れ今からでもSet upして模擬戦を始めるのでないかと思わせるぐらいの強い意志を見せたフォワードメンバーだった。

その彼らには笑顔も満ち溢れていた。

「フェイトさんもお願いします!」 「頑張って勝ちます!」

「あぁ…もぅ。」

エリオとキャロにまで頼まれては、断りきれないフェイト。

仕方なく了承したが、それは嫌という意思は無いものであった。

「頑張って♪」

そして、合計十二人が一斉にSet upし、リミッターが解除されている為

隊長陣はリミットブレイク時と同じ姿をしている。

もちろん、アルやヘレン、リバル、そしてレキも…

十二人とも真剣な表情と楽しそうな笑みを浮かべている。

そして、彼らより少し離れた場所ではやてとギンガが開始の用意をする。

「それでは!」 「レディー!」

十二人とも、はやてとギンガの掛け声で一斉に構える。

そして……

「「ゴォー!」」

桜が一斉に舞い、機動六課の最後の模擬戦が開始された…

模擬戦の結末は、彼らしか知らない…


そして…解散後の彼らは…



八神はやて二佐

特別捜査官に復帰。地上に腰を据え、
密輸物・違法魔道師関連の捜査指揮を担当。


フェイト・T・ハラオウン執務官

副官シャリオ・フィニーノとともに
次元航行舞台に配属


ティアナ・ランスター執務官補佐

フェイトの二人目の補佐官として、執務官になるための実務研修
夢に向って、進行中


ルーテシア・アルビーノ

魔力の大幅封印後 無人世界への
隔離による保護観察処分が決定

長い隔離期間を、母や召喚獣たちとともに静かに過ごす


アルト・クラエッタ一等陸士

地上本部 ヘリパイロットに正式採用


ヴァイス・グランセリック陸曹長

地上本部ヘリパイロット
返納していた武相局員資格を再取得

パイロット兼狙撃手としての道に戻る


グリフィス・ロウラン実務官

次元航行部隊に転属
艦船での事務業務に従事する


ルキノ・リリエ実務官補 兼 操舵手補

グリフィスの補佐官を勤めつつ
艦船操舵手としての道を進む


キャロ・ル・ルシエ二等陸士

前所属の辺境自然保護隊に復帰


エリオ・モンディアル二等陸士

辺境自然保護隊へ希望転属

竜騎士・竜召還士コンビとして自然保護・密猟者対策業務において活躍


高町ヴィヴィオ

本日の希望により、聖王教会系列の魔法学院に入学

母親とその友人たちに見守られ
ごく普通の女の子として人生を歩み始める


ギンガ・ナカジマ陸曹

関係者の指導のもと、収容された戦闘機人たちや関係者の
更正プログラムに参加

プログラムは順調に進行中


スバル・ナカジマ一等陸士

本人の希望転属先に配圏

災害対策・人命救助の最先鋭
特別救助のフォワードトップとして活躍

災害に見舞われた人々の命を救い続ける


高町なのは一等空尉

J,S事件の功績評価による昇進を辞退

戦技教導官 そして空戦魔道師として
現場に残り、接進を守り、育て続ける


ヘレン一等空尉

執務官希望の夢は諦め
今となっては、魔王アルの親衛隊に復帰。

影で彼を支え続けている


リバル一等空尉

闇の書事件以降から、八神家と共にしている為
はやての警備として、八神家の一員として加わる。

しかし、魔王親衛隊としての心構えは決して消えてはいない。


アル=ヴァン・ガノン三佐

J,S事件の功績評価によって昇進
戦技教導官を返上し、捜査官として凶悪事件の解決に全力を尽くす。

はやてやフェイトとの協力を得ながらも、日々事件解決に多忙な日々を送る。
そして、フェイトとは友達以上恋人未満の距離まで進んでいる…



次回予告 最終章「アフターストーリー」

アル「新たな物語へ」

アル「Take off.」







あとがき


何やら、凄い長いSSになってしまいました。

きりがないんですよw見ていても書いていてもww

どうしようかなぁと思って書いていたらこんな長くなっていましたしw

アニメの最終話エンディングをそのまま書き写したのですがはやての部分辺りが文字がぼけてましてね

ちょっと飛ばした部分もありました申し訳ないです。

そして、次章は最終章。アニメ最終話の続きの話です。

その話があって、次の物語へと進むわけですね。

フェイトとはどうなるんですか?オリジナルと組み合わせて書くとして、ベタな方向になる確率は非常に高いと思いますがスルーしてください…

はい、では次章をお楽しみに〜!
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