◆2010/5/25(火):お伊勢さんのお膝元@
これ、伊勢名物、「伊勢うどん」(¥450)です。
私の、伊勢での、はじめてのごはん(笑)。

しょう油風味の甘ダレを茹でたうどんにかけただけの
超シンプルな一品で、
讃岐うどんのようにコシがあるわけでもなく、
やわらかいフツーのうどんでしたが、
なんだか和む味でした。


誰にでもササッと簡単に作れて、
どんなときでもツルッと食べれて、
おなかもちゃんと満たされる、
伊勢式ファーストフード、という感じ。


実はこのうどん、不思議なご縁の友達と一緒にいただいたんです。


以前、札幌の「アジト」という店で働いていた、タニくん。

伊勢行きをお知らせした私の一斉メールに、初めて返信をくれた彼。
その内容に、私はビックリしました。
なんと私が到着する日に、たまたま名古屋から伊勢に引越しをするというのです。


「荷物も大してないし、引越しは無事終わったから案内するよ」


大らかな彼の言葉に甘えて、さっそくご対面。


で、「まずは昼メシ」と連れて行ってくれたのが、
伊勢名物の、このうどんのカウンター店でした。


私はこのうどんを食べながら、
生まれて初めて、タニくんと、ちゃんと話をしました。

実は私たちは、お互い顔見知りではあったものの、
こんなふうに話をしたことは一度もない間柄だったのです。


私のメーリングリストには、そんな「かすかなご縁」の方も、
実際、たくさん、いらっしゃいます。


でも……
縁は異なもの、粋なもの。

人はきっとお互い必要なときに、
ベストタイミングでめぐり逢うようにできてるのですね。

伊勢を仕事場にしている彼に町を案内してもらいつつ、
いろんな話をするうちに、私はそう確信し、胸が躍り始めました。


彼が語ってくれた夢の構想がとても面白くて、
それは私が考えていたこととも、とてもリンクしていたのです。


北海道から、奥さんの実家がある名古屋に移り住んで数ヶ月。
名古屋から伊勢に通う彼の仕事は、「書きおろし」。

路上に座り、望む人々に、
その人の顔を見て浮かぶ言葉を書き贈っているのです。

「おかげさまで地元の人々にも親切にしてもらって、
 お店の軒先を貸してもらえるようになったんだ。
 安心だし収入も安定して、ホントにありがたいよ」


去年の秋、狸小路の路上で「書きおろし」をする彼にバッタリ出逢い、
私も言葉を書いてもらったことがありました。

「瑞穂が瑞穂のままであるかぎり、
 いつもそこに光さし、
 どんな時も、どんな場所でも、
 幸せへの扉開き、花ひらく」

チョット落ち込んでいた気持ちが明るくあっためられて、うれしかった。

タニくんの仕事名は、「よろこびや」。
こんなふうにそっと人に喜びを告げるのが仕事です。


「でも、ほんとはガイドみたいなこともやりたいんだ。
 ガイドブックに載ってるようなとこじゃなくて、
 とっておきの穴場に連れて行って、
 それぞれの人の好みに合った、その土地の魅力を伝えたい。

 特別な旅の時間を楽しんでもらって、
 世界に一つだけの思い出を作ってもらいたいんだ。

 それをあとから振り返れるように、
 ちょっと凝った構図で写真も撮ってあげたりしてさ……」


目を輝かせながら話すタニくんに触発されて、
私もアイデアがあふれてきました。

「じゃあ、それでオリジナルのアルバムをつくってプレゼントしたらいいよ。
 書きおろしでやってるみたいに、筆でコメントを付けて。
 そしたらきっと、その人にとって一生の宝物になるんじゃない?」

「おぉ!それいい!!!」


伊勢の澄んだ空気と、したたるような緑の中、
未来の夢を語り合いながら歩いたひとときは、
私にとってまさに、忘れられない思い出です。

観光客はあまりゆっくり見つめることのなさそうな、
「おはらい町」の裏手にある、五十鈴川。

タニくんは表通りよりあえてこの川沿いの道を選び、
重い私の荷物を引き受け、のんびり歩いてくれました。


五十の鈴が鳴り響く川。

美しい流れの音と、川から立ち昇る澄んだ気が、
輝く音符になって緑をゆらし、春の空に吸い込まれてゆきました。



Posted 11:51
◆2010/5/22(土):はじめての伊勢参り
トンとごぶさた、すみませぬ〜
しばし旅に出ておりました〜

人生初の、伊勢志摩の旅。
その後はガタンゴトンと電車に揺られ、懐かしの関西へ。
帰ってきたら札幌も春!

春の日本を深呼吸しております。日本てスバラシイ!


いいいいと噂に聞いてはいましたが、
伊勢、ほんまにええとこどした〜


清廉、清冽、静謐(せいひつ)という言葉の
化身のような場所でした。

今も思い出すだけで、息がしやすくなる気がします。

そうだ、この感覚は、
南極海で色とりどりのカタチをした氷山たちに囲まれた時のものもに
似ているかもしれません。


伊勢は氷山の代わりに、巨大な木々たちが棲む土地でした。


大木たちに囲まれて歩いていると、まるごとスッポリ守れているような安らぎを感じ、
木の肌にほっぺたをくっつけて、そのまま眠ってしまいたくなるような、

幹や葉のもようのひとつひとつが全部違っているのが
美しくて面白くて、見つめ出したら時を忘れてしまいそうな、

“自然のこども”に返ってしまう気持ちになりました。


「山に行くと、オレってちっちぇー!って思って、シアワセ感じるんだよね」
と言っていた友人の言葉を思い出したりもして。


例えばこれ、何に見えますか?

木の肌なんだけど、でも、
見方によっては岩肌にも見えるし、
空中写真て言われたら、そんな気もしませんか…?

コケの生えてる石にしても、切り株ひとつにしても、
よーく見つめてみると、複雑なデザイン、色、カタチ…
ひとつの世界がそこに広がっているのに気づき、目を見張ってしまいます。


伊勢神宮には、外宮(げくう)と内宮(ないくう)があって、
まずは外宮から参るのが慣わしとのこと。

私もそれにならい、まずは外宮に足を踏み入れました。


伊勢神宮は、天照大神(あまてらすおおみかみ)を
お祭りしている場所として有名ですが、

天照さんは内宮にいらして、外宮には、天照大神の食事を司るという、
豊受大神(とようけおおみかみ)をお祭りしているところ。

なんでも、天照さんが、「食事のことは豊受大神にお願いしてくださいな」と、
ご使命なさって呼び寄せたとのこと。

ぜんぶ自分でやろうとしないところが、さすが神様です(笑)。


よって、この外宮におあします豊受大神は、
衣食住をはじめ、あらゆる“産業”の守り神様だそうな。

神様たちにもそれぞれ特技があって、個性豊かなんですね〜

下宮には、
御正殿(ごしょうでん)と多賀の宮(たかのみや)、

内宮には、
御正宮(ごしょうぐう)と荒祭宮(あらまつりのみや)

と呼ばれる、ことさら大切な2つのポイントがあって、
いずれも一対、とのこと。


どちらも「正」の付く方は正面的な働きをしていて、
他方は「荒御魂(あらみたま)」つまり、神様の魂があるところ。


「まず御正宮をお参りし、そこではただ感謝をすること。
 次に荒御魂をお参りし、そこではお願い事をしてもいいですよ」

と、親切なボランティアガイドのおじさんに教わって、
神妙な気持ちで、それぞれ両方にお参りしました。


場所の雰囲気も、どちらの場合も正宮は明るくオープンな感じで、
荒御魂の宮の方は、ひっそり静かで神秘的な感じ。


人も、正面の顔と、深く知って心の内に触れたときでは、
またちょっと違ったりするもの。
神様もそうなんですね〜 奥が深い!

…というか、これはもしかしたら、
多様で奥深い自然界の姿を表現した形なのかもしれません。

しかも、タマシイの方を、「荒御魂」と呼ぶなんて…
「創造と破壊」の両方のパワーを持つインドのシバ神や、
「聖女と人食い鬼」の両方に変身する、
シバの奥さんのパールバティ(鬼になったときの名は、カーリー)
のことを髣髴とさせるような名前です。


もしかしたら、注意深く見つめてみると、この世のカタチはすべて、
この星に存在するモノゴトの成り立ちを、
それぞれの手法で表しているのかもしれませんね。


外宮、内宮、そして、両方の正宮、荒御魂の宮とも、
それぞれ違う空気が満ちていて、それぞれに気持ちよく、

耳を澄まし、心を澄まし始めると、
いつしか自分も、宮を囲む木々のように足に根が生えて、
1本の木になってそこに居続けたくなってしまいそうなほど、
安らか〜な場所でした。

もしかしたらあの木々たちは、
そうやって、それぞれお気に入りの場所を見つけ、そこで暮らすことを決めた、
何かの化身たちなのかもしれません。


(つづく…)

Posted 10:55
◆2010/4/29(木):発見いっぱい!八剣山♪
「お茶を楽しむ会・札幌」を主宰されている
下斗米久美子先生の八剣山宅におじゃまして、

ヨーガ・摘みたて山菜クッキング・
着物の着付け・お茶会 込みの、
夢の “リトリートタイム” を
体験させていただきました〜!


「お茶を楽しむ会」は、忙しい日常を離れてひととき集い、
“自然茶(じねんちゃ=肥料も農薬も必要としない自然の茶木から
 手摘みした茶葉を、手もみ、手煎りして作られたお茶)”
をいただきながら自然の恵みに想いを廻らせる、こころ豊かな会。


千葉在住の茶人、近藤美知絵先生が立ち上げたこの会に長年通い、
ダンナさまの転勤を機に、札幌会をスタートした下斗米先生は、
お料理も、お裁縫も、畑仕事もステキにこなす美人師匠。


いつも背筋がスッと伸び、洋服姿も着物姿もキマっている
ステキの秘密は何だろう…?と思っていたら、
なんとお茶より長く、30年来ヨーガをなさってきたとのこと。


それも “体操ヨーガ” のみならず “精神哲学ヨーガ” と聴いて、
なるほど〜!と、大ナットク。
お茶ごころとヨーガ。きっと根っこは一つですものね。

◆←ヨーガの聖人「ラマナ・マハリシ」

八剣山を望む和室で、呼吸法を中心とした、
ラマナマハリシの教えに基づくヨーガレッスンを受け、
心も体もすっきりクリアになったあと、
先生とおしゃべりしながら、
キッチンでオーガニックディナー作り。


今夜のメニューは…

・青菜とホタテのリゾット
・いろいろ野菜の自然味スープ
・摘みたてフキノトウのおひたし
・自家製京イモのふきのとう味噌田楽・生山椒のせ
・スモークサーモンのマリネ
・紫花豆のふっくら煮
+オーストラリア産フルボディ赤ワイン

というフルコース!


先生のキッチンは、対面式だったり、
ちょっとしたスキマが棚になっていたり、
憧れのお鍋やオーガニックスパイスが揃っていたり…と、
料理好きのツボをばっちり満たす憧れキッチン。


教わって作った「摘みたてふきのとうの佃煮」は、
カンタンで春の香いっぱいの割烹味メニュー。
少々薹(トウ)が立っていても美味しくできるので、ぜひお試しあれ〜♪


◆≪ふきのとうの佃煮≫のつくり方

@ふきのとうを洗い、半分か四等分に縦切りする。
Aたっぷりの熱湯で4〜5分ゆで、ザルに取って水にさらす。
B味見して苦味が強すぎたら、再度熱湯で2〜3分ゆで、
 ザルに取って水にさらし、苦味が取れたら絞って水切りする。
C鍋かフライパンにゴマ油を敷き、ふきのとうをほぐし入れて炒め、
 自然塩、醤油、みりん(なければ、砂糖と酒)などでお好みに味付けを。
庭のふきのとう摘みは、一緒に行った友人、Yくんのお役目。
私に「お茶を楽しむ会」を教えてくれたカルチャー恩人の彼は、
先生と私が料理中、居間でアコースティックギターをつまびき、生BGMを担当。

自然に囲まれたログハウスのお部屋でヨーガを習い、
心地よいキッチンで憧れの先生とニコニコお料理し、
摘みたてのフキノトウや温かな料理のいい香りが漂う中、
バックには友達がつまびく生ギターの音楽…

ハァ〜なんて幸せなひととき…


食後は先生の提案で、Yくんのディナーショー♪

最初は心もとなかったギターのメロディも、
料理中の練習でイッパシの音楽となり(笑)、
初めて聴く彼のステキな歌声に、先生も私も、ビックリうっとり。

やがて3人で歌本をめくりながら、ギターに合わせて即席歌声喫茶状態に。

歌声の合間に幸せな あくびが出始めたころ、
ふたたび和室で、眠る前にやるといい呼吸法を教わって、
「明日の朝は5時起きね」の先生の声を合図に、それぞれの寝室へ。


以下は、手足が冷える冬の夜もポカポカぐっすり眠れるという、
下斗米先生直伝の呼吸法。
疲れていると、やっている間に寝ちゃうけど、ほんとにポカポカ、おすすめです。


◆≪ふとんの中でする、おやすみ前の呼吸法≫


@仰向けに横たわる。
 (足は肩幅に開き、腕は体の横に掌を下にして置く)


A息を吐き切っておなかを引っ込め、
 息を止めて心の中で5つ数える。(息の整え)


Bおなかに息を入れていき、
 心で10数えながらおなかの息を満杯にし、


Cそのまま息を止めて、心で10数える。


Dおなかの息を吐き始め、心で10数えながら吐き切る。
 (吐き切る時は、胸部に胃を押し上げる意識で、
  同時に肛門も引き上げます)


E吐き切ったら息を止め、心で10数える。


F以上「入息・保息・出息・保息」=「4の呼吸法」を、
 もういいかな、と思うまでくりかえす。



 寝る前の呼吸法なので、途中で寝てしまうかもしれませんが、
 手先・足先が、いつのまにかポカポカしてきて、安眠間違いナシですよ〜♪







Posted 18:32
◆2010/4/9(金):小樽さんぽ
中渓ファミリーと別れたあとは、初めての“小樽ひとり歩き”。


宏ちゃんオススメの南樽市場まで晴天の街を約30分、
道草しながら、ぶらぶらテクテク。


レトロな看板や建物のカタチを眺めつつ、
「今わたし、北海道にいるのね〜!」と、すっかり旅気分。


札幌に住んで4年になるものの、小樽はやっぱり札幌とは違う雰囲気。
ゆったりしていてどこか切ない港町の風情が、そこはかとなく空気に溶けている気がします。


めでたく南樽市場に到着し中に入ると……
正面にドドーンと姿を現したる、写真の揚げもの屋さん。


たちこめる食べものの匂いと活気に、タイやベトナムの市場の記憶が一気によみがえりました。
日本もやっぱりアジアなのね〜!と、ウハウハしながら目移り散策。


世界のどこでも、市場ってホント、楽しい名所です。
嬉しいことに、海の町っぷりは健在!

ジモティーたちが魚屋さんの一角に群がって、
トレトレのカレイ、ピカピカのハタハタ、油の乗った鮭のダイナミックな切り身などを、
バンバンお買い上げ中でした。


私もつられて買いそうになったものの、
我家は冷蔵庫なしライフ実践中なのを思い出し、グッとガマン。


だんだん春めいて来て、ベランダの“ナチュラル冷蔵庫”が効かなくなってきたので、
地物の小女子やB級貝柱だけを買って、ふたたび揚げもの屋さんエリアへ。


ちょうどおなかも減ってきたので、
A4用紙をタテ半分に折ったくらいのBIGなイモ天、1枚¥65
をゲットし、その場でパクリ。


衣はサックリ、おイモはシットリ。さすがプロ!の美味しさに大満足。
イモ天1枚でおなかイッパイになっちゃって、嬉しいけどちょっと淋しい気持ちで、
腹ごなしも兼ね、駅に向かってふたたびテクテク。



メイン道路に点在するいくつもの市場に寄り道しながら駅前商店街に到着すると……
う〜ん……平日のせいもあって、こちらは閑古鳥状態。
シャッターが閉まっているお店もいっぱいで、なかなかシビアな淋しい景色…。


そんな中、「営業中」の札がホッとさせてくれる、一軒のレトロカフェを発見!
写真は、創業昭和8年のそのカフェ、純喫茶「光」の、“トイレにつづく廊下”です。


薄暗い店内はアンティークな赤いビロード張りの木製椅子とテーブル、
ランプなどが、びっちりきっちり。


こだわりの自家製焙煎珈琲+オリジナルカステラ付¥530をオーダーすると……
作り込んでるわけじゃない天然レトロキャラのウエイトレスさんが、
しばらくしてお茶のお手前のように静々と、注文の品をテーブルの上に置いてくれました。


それを写真に撮ろうとしたら「撮影はお断りしております」とのことで
ちょっとムッときたけれど、コーヒーは美味しかったです。


静寂の中、昭和初期にタイムスリップしビロード椅子に身を沈めているうちに、
何だかんだで3時間以上歩いた疲れもあって、しばしその場で眠りの国へトリップ。


ハタと目覚めて一息ついて、出発前に「お手洗い」の扉を開くと、
写真のレトロゴージャスな広々通路が出現し、ビックリ。


シャッター街の中の「光」は、奥深〜い不思議の国でした。
小樽旅の際は、ぜひお立ち寄りあれ〜


Posted 02:11
◆2010/4/8(木):小樽ドーム
行ってきました、中渓家!


これ、中渓ファミリーが暮らす、ドームハウスの中からの景色です。


まさに、絶景プライベートSEA!


ステキなおうちなんだろうな〜とは思っていたものの、
ここまでステキだとはビックリ…!

2Fや地下もあって、家族3人でも充分なスペース。

ダンゼン住みたくなりました〜
いつか私も建てたい!!!


着いた晩は、奥サマ=亜衣ちゃん作の素朴で美味しい玄米ディナーをサカナに、
お酒好きの中渓さんとチビチビ飲りつつ、
旅話や、旅にまつわるディープトークに花が咲きまくりました。


大手商社の商社マンだった中渓さんと
大手広告代理店のコピーライターだった私が、
ある日それぞれの日々の中で、会社を辞めて、世界の旅へ。


彼は「木を植える」という道で、
私は「言葉を紡ぐ」という道で、
同じ「平和」という目的地を目指しながらそれぞれの旅を進め、
今ここで出逢った、縁の不思議……。


それぞれのタイミングで それぞれの旅を生き、
違う人々に出逢い、違うものを見、違う体験をしているのに、

中渓さんが話してくれるシーンが、みなまで聞かずとも、
まるで自分もそこで一緒に呼吸していたかのようにわかる気がして、
同志だなぁ…!と、胸がいっぱいになりました。



「地球上のどこにいても生きていける人間になりたい」という想いで旅に出た
アースワーカー中渓宏一“五種の神器”は……?


◆コンパス(=方位磁石。電子機器と一緒にしておくと狂うので注意)
◆かつぎやすいバックパック(グレゴリー社のものがベスト!とのこと)
◆寝袋(夏用であっても最低ゼロ度対応が必要らしい)
◆寝袋の下に敷くマット(「サーマレスト」と言うそうな)
◆歩きやすい靴(夏ならTEVAのサンダル+靴下でOK)

…とのこと。


その他、
◆GPS
◆ミニレコーダー(ローランド・エディロール)
VADO

などのベンリグッズについても情報をいただき、


「でも、どこまで持ってくかだよね〜」と、
現代生活を省みながら持ちモノ談義。


「生きていくのに必要なもの」について考えながら、

あ〜こうやって心の隅々まで語り合える仲間がいれば、
なんにも持っていなくても、すべてを生み出して行けるのかもしれないな〜

と、思ったりした、ひとときでした。



外から見た“小樽ドーム”。エスキモーもビックリ?!
中渓ファミリーのみなさん♪
3人じゃないよ、4人だよ(笑)。
Posted 23:41
◆2010/4/6(火):発表!2010年・夏の大冒険プラン!
今日の札幌は雨。雪ではなくて、ついに雨です!
もう雪降らないのかな〜 とうとう春が来たのかな〜♪



さてさて、昨日に引き続き、アースウォーカー中渓宏一さん話から。
実は急きょ、明日、小樽の中渓家に、お初におじゃますることになりました!


彼は、バックミンスターフラー
の設計図で作られたドームハウスに住んでいて、
前々から訪ねてみたいと思っていたのですが、今回の訪問理由はそれのみにあらず。


何を隠そう実はワタクシ、中渓さんをはじめとする歩き旅人にジワジワと触発され、
この夏から、歩き旅に挑戦しようと思っているのです!




中渓さんや、中渓さんの師匠である元祖アースウォーカー、
ポールコールマンさんのことは、3〜4年前から知っていたし、

世界旅行中も、リヤカーやショッピングカートを引きつつ
歩いて世界を旅している旅人たちの噂を聞いてはいたものの、

「すごいな〜! でも、あたしにゃ絶対ムリ」

と、全く蚊帳の外感覚でいたのですが、
どうやら自分でも気づかぬうちに、これらの方々の話が、胸の奥深くに根付いていたのですね……


2月に神奈川から遊びに来た若き友人が
「モノを持たずに世界を歩いて旅する!」 と言い出したことに強烈な衝撃を受け、
胸の奥深くで眠っていたタネが、思わずピョコン!と、突然発芽。


「あれ…? もしかしてアタシ、そういう旅に憧れてる…?」


と、急に自覚し、たちまち “歩き旅” への夢が
夏の入道雲のようにムクムクと大きくなって、ココロいっぱいに広がってしまったのです。




…というわけで、この夏、とりあえず北海道歩きからチャレンジしてみます!
題して、『お互いSUN・トツゲキお遍路ジャーニー』(笑)。


◆ルートはただいま検討中。


とりあえず第一の目的地は、旭川の近く、当麻町の友人が営む「ナッツふぁーむ」。


ここで有機農業をがんばっている菅野ファミリーが、
以前から「草取りに来てくれ〜」とヘルプを求めていたので、
今年こそは!と、お手伝いに行くことにしました。


札幌から当麻町までは、約140キロとのこと。
中渓さんたちのペースが1日20キロとのことなので、
ヘナチョコ初心者の私はその半分とすると、う〜むむ…行きだけで2週間?!
はてさて、どうなりますことやら…?



「お互いSUN・トツゲキお遍路ジャーニー」自体の目的は、
以下の壮大なヴィジョンに基づくもので、長年モヤモヤと考えてきたことの集大成です。


@自分に与えられた心身の全機能とご縁を最大限に生かし、
 生きている喜びを、日々、全身全霊で味わうこと。


Aお金やモノの代わりに自分を使い、
 能力を磨いて可能性を広げ、自由になること。


B各地の伝統・文化・個性を知り、伝え、縁結びすること。



◆旅のテーマは、「お互いSUN」
=出逢う全てと、互いに太陽になりあう関係をつくること。


◆旅の手段は、「持ちもの交歓」
=自分が持っているものや能力を互いに交換することで、“交歓”するしくみ。



旅の前に「できることリスト」と「欲しいものリスト」を作り、
交歓の目安にします。


お金は「欲しいものとの引き換え券」なので、
欲しいものを直接交換できれば必要ないはず。


…という原点に立ち返って、
引き換え券ナシの取りかえっこをしてみたいな、と思います。


◆結果として、

お金がなくても、若くなくても、体力がなくても、方向オンチでも、
ナップサックに入るくらいのモノしか持ってなくっても、
やりたい!とあふれる心でチャレンジすれば、
いろんな人とつながり合えて、こんなに楽しく生きられる!


ってことが、証明できたらいいなぁ…! と思っています。



この旅計画については、今後もまた詳しくお知らせしてゆきますので、
みなさん、どうか、お力を貸してくださいマセ…!!!


ご意見、ご感想、情報、アドバイス、励ましの言葉などなども、
ジャンジャンお待ちしています〜!



Posted 23:22
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