◆2010/5/25(火):お伊勢さんのお膝元@
Posted 11:51
旅する はらっぱ♪(はらみづほのHP) |
「お茶を楽しむ会・札幌」を主宰されている 下斗米久美子先生の八剣山宅におじゃまして、 ヨーガ・摘みたて山菜クッキング・ 着物の着付け・お茶会 込みの、 夢の “リトリートタイム” を 体験させていただきました〜! 「お茶を楽しむ会」は、忙しい日常を離れてひととき集い、 “自然茶(じねんちゃ=肥料も農薬も必要としない自然の茶木から 手摘みした茶葉を、手もみ、手煎りして作られたお茶)” をいただきながら自然の恵みに想いを廻らせる、こころ豊かな会。 千葉在住の茶人、近藤美知絵先生が立ち上げたこの会に長年通い、 ダンナさまの転勤を機に、札幌会をスタートした下斗米先生は、 お料理も、お裁縫も、畑仕事もステキにこなす美人師匠。 いつも背筋がスッと伸び、洋服姿も着物姿もキマっている ステキの秘密は何だろう…?と思っていたら、 なんとお茶より長く、30年来ヨーガをなさってきたとのこと。 それも “体操ヨーガ” のみならず “精神哲学ヨーガ” と聴いて、 なるほど〜!と、大ナットク。 お茶ごころとヨーガ。きっと根っこは一つですものね。 ◆←ヨーガの聖人「ラマナ・マハリシ」 八剣山を望む和室で、呼吸法を中心とした、 ラマナマハリシの教えに基づくヨーガレッスンを受け、 心も体もすっきりクリアになったあと、 先生とおしゃべりしながら、 キッチンでオーガニックディナー作り。 今夜のメニューは… ・青菜とホタテのリゾット ・いろいろ野菜の自然味スープ ・摘みたてフキノトウのおひたし ・自家製京イモのふきのとう味噌田楽・生山椒のせ ・スモークサーモンのマリネ ・紫花豆のふっくら煮 +オーストラリア産フルボディ赤ワイン というフルコース! 先生のキッチンは、対面式だったり、 ちょっとしたスキマが棚になっていたり、 憧れのお鍋やオーガニックスパイスが揃っていたり…と、 料理好きのツボをばっちり満たす憧れキッチン。 教わって作った「摘みたてふきのとうの佃煮」は、 カンタンで春の香いっぱいの割烹味メニュー。 少々薹(トウ)が立っていても美味しくできるので、ぜひお試しあれ〜♪ ◆≪ふきのとうの佃煮≫のつくり方 @ふきのとうを洗い、半分か四等分に縦切りする。 Aたっぷりの熱湯で4〜5分ゆで、ザルに取って水にさらす。 B味見して苦味が強すぎたら、再度熱湯で2〜3分ゆで、 ザルに取って水にさらし、苦味が取れたら絞って水切りする。 C鍋かフライパンにゴマ油を敷き、ふきのとうをほぐし入れて炒め、 自然塩、醤油、みりん(なければ、砂糖と酒)などでお好みに味付けを。 庭のふきのとう摘みは、一緒に行った友人、Yくんのお役目。 私に「お茶を楽しむ会」を教えてくれたカルチャー恩人の彼は、 先生と私が料理中、居間でアコースティックギターをつまびき、生BGMを担当。 自然に囲まれたログハウスのお部屋でヨーガを習い、 心地よいキッチンで憧れの先生とニコニコお料理し、 摘みたてのフキノトウや温かな料理のいい香りが漂う中、 バックには友達がつまびく生ギターの音楽… ハァ〜なんて幸せなひととき… 食後は先生の提案で、Yくんのディナーショー♪ 最初は心もとなかったギターのメロディも、 料理中の練習でイッパシの音楽となり(笑)、 初めて聴く彼のステキな歌声に、先生も私も、ビックリうっとり。 やがて3人で歌本をめくりながら、ギターに合わせて即席歌声喫茶状態に。 歌声の合間に幸せな あくびが出始めたころ、 ふたたび和室で、眠る前にやるといい呼吸法を教わって、 「明日の朝は5時起きね」の先生の声を合図に、それぞれの寝室へ。 以下は、手足が冷える冬の夜もポカポカぐっすり眠れるという、 下斗米先生直伝の呼吸法。 疲れていると、やっている間に寝ちゃうけど、ほんとにポカポカ、おすすめです。 ◆≪ふとんの中でする、おやすみ前の呼吸法≫ @仰向けに横たわる。 (足は肩幅に開き、腕は体の横に掌を下にして置く) A息を吐き切っておなかを引っ込め、 息を止めて心の中で5つ数える。(息の整え) Bおなかに息を入れていき、 心で10数えながらおなかの息を満杯にし、 Cそのまま息を止めて、心で10数える。 Dおなかの息を吐き始め、心で10数えながら吐き切る。 (吐き切る時は、胸部に胃を押し上げる意識で、 同時に肛門も引き上げます) E吐き切ったら息を止め、心で10数える。 F以上「入息・保息・出息・保息」=「4の呼吸法」を、 もういいかな、と思うまでくりかえす。 寝る前の呼吸法なので、途中で寝てしまうかもしれませんが、 手先・足先が、いつのまにかポカポカしてきて、安眠間違いナシですよ〜♪ |
中渓ファミリーと別れたあとは、初めての“小樽ひとり歩き”。 宏ちゃんオススメの南樽市場まで晴天の街を約30分、 道草しながら、ぶらぶらテクテク。 レトロな看板や建物のカタチを眺めつつ、 「今わたし、北海道にいるのね〜!」と、すっかり旅気分。 札幌に住んで4年になるものの、小樽はやっぱり札幌とは違う雰囲気。 ゆったりしていてどこか切ない港町の風情が、そこはかとなく空気に溶けている気がします。 めでたく南樽市場に到着し中に入ると…… 正面にドドーンと姿を現したる、写真の揚げもの屋さん。 たちこめる食べものの匂いと活気に、タイやベトナムの市場の記憶が一気によみがえりました。 日本もやっぱりアジアなのね〜!と、ウハウハしながら目移り散策。 世界のどこでも、市場ってホント、楽しい名所です。 嬉しいことに、海の町っぷりは健在! ジモティーたちが魚屋さんの一角に群がって、 トレトレのカレイ、ピカピカのハタハタ、油の乗った鮭のダイナミックな切り身などを、 バンバンお買い上げ中でした。 私もつられて買いそうになったものの、 我家は冷蔵庫なしライフ実践中なのを思い出し、グッとガマン。 だんだん春めいて来て、ベランダの“ナチュラル冷蔵庫”が効かなくなってきたので、 地物の小女子やB級貝柱だけを買って、ふたたび揚げもの屋さんエリアへ。 ちょうどおなかも減ってきたので、 A4用紙をタテ半分に折ったくらいのBIGなイモ天、1枚¥65 をゲットし、その場でパクリ。 衣はサックリ、おイモはシットリ。さすがプロ!の美味しさに大満足。 イモ天1枚でおなかイッパイになっちゃって、嬉しいけどちょっと淋しい気持ちで、 腹ごなしも兼ね、駅に向かってふたたびテクテク。 メイン道路に点在するいくつもの市場に寄り道しながら駅前商店街に到着すると…… う〜ん……平日のせいもあって、こちらは閑古鳥状態。 シャッターが閉まっているお店もいっぱいで、なかなかシビアな淋しい景色…。 そんな中、「営業中」の札がホッとさせてくれる、一軒のレトロカフェを発見! 写真は、創業昭和8年のそのカフェ、純喫茶「光」の、“トイレにつづく廊下”です。 薄暗い店内はアンティークな赤いビロード張りの木製椅子とテーブル、 ランプなどが、びっちりきっちり。 こだわりの自家製焙煎珈琲+オリジナルカステラ付¥530をオーダーすると…… 作り込んでるわけじゃない天然レトロキャラのウエイトレスさんが、 しばらくしてお茶のお手前のように静々と、注文の品をテーブルの上に置いてくれました。 それを写真に撮ろうとしたら「撮影はお断りしております」とのことで ちょっとムッときたけれど、コーヒーは美味しかったです。 静寂の中、昭和初期にタイムスリップしビロード椅子に身を沈めているうちに、 何だかんだで3時間以上歩いた疲れもあって、しばしその場で眠りの国へトリップ。 ハタと目覚めて一息ついて、出発前に「お手洗い」の扉を開くと、 写真のレトロゴージャスな広々通路が出現し、ビックリ。 シャッター街の中の「光」は、奥深〜い不思議の国でした。 小樽旅の際は、ぜひお立ち寄りあれ〜 |
行ってきました、中渓家! これ、中渓ファミリーが暮らす、ドームハウスの中からの景色です。 まさに、絶景プライベートSEA! ステキなおうちなんだろうな〜とは思っていたものの、 ここまでステキだとはビックリ…! 2Fや地下もあって、家族3人でも充分なスペース。 ダンゼン住みたくなりました〜 いつか私も建てたい!!! 着いた晩は、奥サマ=亜衣ちゃん作の素朴で美味しい玄米ディナーをサカナに、 お酒好きの中渓さんとチビチビ飲りつつ、 旅話や、旅にまつわるディープトークに花が咲きまくりました。 大手商社の商社マンだった中渓さんと 大手広告代理店のコピーライターだった私が、 ある日それぞれの日々の中で、会社を辞めて、世界の旅へ。 彼は「木を植える」という道で、 私は「言葉を紡ぐ」という道で、 同じ「平和」という目的地を目指しながらそれぞれの旅を進め、 今ここで出逢った、縁の不思議……。 それぞれのタイミングで それぞれの旅を生き、 違う人々に出逢い、違うものを見、違う体験をしているのに、 中渓さんが話してくれるシーンが、みなまで聞かずとも、 まるで自分もそこで一緒に呼吸していたかのようにわかる気がして、 同志だなぁ…!と、胸がいっぱいになりました。 「地球上のどこにいても生きていける人間になりたい」という想いで旅に出た アースワーカー中渓宏一“五種の神器”は……? ◆コンパス(=方位磁石。電子機器と一緒にしておくと狂うので注意) ◆かつぎやすいバックパック(グレゴリー社のものがベスト!とのこと) ◆寝袋(夏用であっても最低ゼロ度対応が必要らしい) ◆寝袋の下に敷くマット(「サーマレスト」と言うそうな) ◆歩きやすい靴(夏ならTEVAのサンダル+靴下でOK) …とのこと。 その他、 ◆GPS ◆ミニレコーダー(ローランド・エディロール) ◆VADO などのベンリグッズについても情報をいただき、 「でも、どこまで持ってくかだよね〜」と、 現代生活を省みながら持ちモノ談義。 「生きていくのに必要なもの」について考えながら、 あ〜こうやって心の隅々まで語り合える仲間がいれば、 なんにも持っていなくても、すべてを生み出して行けるのかもしれないな〜 と、思ったりした、ひとときでした。 外から見た“小樽ドーム”。エスキモーもビックリ?! 中渓ファミリーのみなさん♪ 3人じゃないよ、4人だよ(笑)。 |
今日の札幌は雨。雪ではなくて、ついに雨です! もう雪降らないのかな〜 とうとう春が来たのかな〜♪ さてさて、昨日に引き続き、アースウォーカー中渓宏一さん話から。 実は急きょ、明日、小樽の中渓家に、お初におじゃますることになりました! 彼は、バックミンスターフラー の設計図で作られたドームハウスに住んでいて、 前々から訪ねてみたいと思っていたのですが、今回の訪問理由はそれのみにあらず。 何を隠そう実はワタクシ、中渓さんをはじめとする歩き旅人にジワジワと触発され、 この夏から、歩き旅に挑戦しようと思っているのです! 中渓さんや、中渓さんの師匠である元祖アースウォーカー、 ポールコールマンさんのことは、3〜4年前から知っていたし、 世界旅行中も、リヤカーやショッピングカートを引きつつ 歩いて世界を旅している旅人たちの噂を聞いてはいたものの、 「すごいな〜! でも、あたしにゃ絶対ムリ」 と、全く蚊帳の外感覚でいたのですが、 どうやら自分でも気づかぬうちに、これらの方々の話が、胸の奥深くに根付いていたのですね…… 2月に神奈川から遊びに来た若き友人が 「モノを持たずに世界を歩いて旅する!」 と言い出したことに強烈な衝撃を受け、 胸の奥深くで眠っていたタネが、思わずピョコン!と、突然発芽。 「あれ…? もしかしてアタシ、そういう旅に憧れてる…?」 と、急に自覚し、たちまち “歩き旅” への夢が 夏の入道雲のようにムクムクと大きくなって、ココロいっぱいに広がってしまったのです。 …というわけで、この夏、とりあえず北海道歩きからチャレンジしてみます! 題して、『お互いSUN・トツゲキお遍路ジャーニー』(笑)。 ◆ルートはただいま検討中。 とりあえず第一の目的地は、旭川の近く、当麻町の友人が営む「ナッツふぁーむ」。 ここで有機農業をがんばっている菅野ファミリーが、 以前から「草取りに来てくれ〜」とヘルプを求めていたので、 今年こそは!と、お手伝いに行くことにしました。 札幌から当麻町までは、約140キロとのこと。 中渓さんたちのペースが1日20キロとのことなので、 ヘナチョコ初心者の私はその半分とすると、う〜むむ…行きだけで2週間?! はてさて、どうなりますことやら…? ◆「お互いSUN・トツゲキお遍路ジャーニー」自体の目的は、 以下の壮大なヴィジョンに基づくもので、長年モヤモヤと考えてきたことの集大成です。 @自分に与えられた心身の全機能とご縁を最大限に生かし、 生きている喜びを、日々、全身全霊で味わうこと。 Aお金やモノの代わりに自分を使い、 能力を磨いて可能性を広げ、自由になること。 B各地の伝統・文化・個性を知り、伝え、縁結びすること。 ◆旅のテーマは、「お互いSUN」。 =出逢う全てと、互いに太陽になりあう関係をつくること。 ◆旅の手段は、「持ちもの交歓」。 =自分が持っているものや能力を互いに交換することで、“交歓”するしくみ。 旅の前に「できることリスト」と「欲しいものリスト」を作り、 交歓の目安にします。 お金は「欲しいものとの引き換え券」なので、 欲しいものを直接交換できれば必要ないはず。 …という原点に立ち返って、 引き換え券ナシの取りかえっこをしてみたいな、と思います。 ◆結果として、 お金がなくても、若くなくても、体力がなくても、方向オンチでも、 ナップサックに入るくらいのモノしか持ってなくっても、 やりたい!とあふれる心でチャレンジすれば、 いろんな人とつながり合えて、こんなに楽しく生きられる! ってことが、証明できたらいいなぁ…! と思っています。 この旅計画については、今後もまた詳しくお知らせしてゆきますので、 みなさん、どうか、お力を貸してくださいマセ…!!! ご意見、ご感想、情報、アドバイス、励ましの言葉などなども、 ジャンジャンお待ちしています〜! |