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病気になったら専門医res
潰瘍性大腸炎とは


大腸に炎症が起きて、大腸の粘膜にただれや潰瘍ができる病気で、10〜20代の若い世代に多く発症します。最初は、粘液または血液の混ざった下痢が頻回に見られます。悪化すると、腹痛や発熱、貧血、体重減少などの症状が現れます。一般的に症状が良くなって消失する緩解(かんかい)と、再び症状が現れる再燃(さいねん)を繰り返しながら経過し、ストレスで悪化します。いまだに原因不明で、完全に治ることがないという特定疾患のひとつに指定されています。

過敏性腸症候群【かびんせいちょうしょうこうぐん】

精神的ストレスなどによって腸管の運動亢進や分泌亢進が起こり、下痢や便秘、腹部膨満などの便通異常と腹痛が慢性的に生じる症候群。腸の症状を訴えて受診する人の20〜70%を占める頻度の高い腸疾患で、女性にやや多い。心理的ストレスに対する腸管の過敏反応などが原因として推定されており、心身ともにリラックスを心がけるほか、暴飲暴食を避け、コーヒーや香辛料の摂取を避けるなど生活習慣への配慮も必要である

クローン病【くろーんびょう】

長期にわたり腹痛、発熱、下痢、嘔吐などを訴え、体重減少、貧血、肛門周囲膿瘍などの肛門部病変のほか、結節性紅斑、関節炎などの全身合併症を伴うこともある。治療は、病状の活動期には入院安静・絶食して経管栄養または経静脈栄養、副腎皮質ステロイドなどの薬物療法を行うが、再発することが多い。


痛みが違えば病気も違う!?

下の図でお腹の痛みをチェック!

[肝臓・胆嚢]
激痛に襲われる
→胆石
顔色が黄色っぽくなる
→胆嚢炎、肝臓ガン肝炎など肝臓の病気
*肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、痛みのシグナルをなかなか発しない内臓。
そのために、人間は肝臓を酷使しがち。
アルコールの飲み過ぎなどで酷使せず、痛みがないからといってないがしろにしない注意が必要だ。 [胃]
食後痛んだり、重い感じがする
→胃炎・胃下垂
空腹時に痛み、食べると解消されるが、食後30分から1時間でまた痛み出す
→胃潰瘍
胃がもたれ、吐き気がしたり、なんとなくスッキリしない。
全身がだるい。やせる。
食べ物の好みが変わる。
口臭がひどい。
→胃ガン
[腎臓]
風邪のような症状。
全身がだるい。
歩けないほど腰が痛む。
→腎盂炎、腎炎など
腎臓の病気
*腰痛やぎっくり腰との区別がつきにくいので注意を。 [十二指腸]

グーッと押されるような痛み。
熱が出て、脂汗がでるような不快感がある
→十二指腸潰瘍
[膵臓]
油ものを食べると痛む。
背中側(胃の裏近辺)も痛む場合が多い。
→膵臓の病気
*お酒を飲んだ翌日など右の腰あたりをさすり「肝臓がかなりまいっているんだ」という人がいるが、実は膵臓が痛んでいる人が多い。

[腸]
脇腹から背中への鋭い痛み
(結石と並ぶ七転八倒の痛み)
→腸捻転、腸閉塞
下痢や便秘を伴う
→過敏性腸症候群
*多くは下痢などがおさまれば短時間で解消するが、O157などによる食中毒や毒物混入も日常的に起こっているので、特に子供や病人、高齢者の場合は注意が必要。

[虫垂]
痛みの場所がみぞおちから右下腹部のこのあたりへ移動する
熱をともなう、風邪のような症状。
→虫垂炎
[子宮]
激しい痛みではないが、軽い痛みが続く
貧血が起こる。
お腹が張った感じがする。
→子宮内膜症、子宮筋腫
などの子宮の病気
[太股の付け根]
大動脈とリンパ管が通っているために、疲労がたまると痛む。
また他の場所の病気が原因で全身の代謝が悪くなってここの痛みとして現れる場合も。
リンパはバイ菌の侵入に対して活躍するので、体内にバイ菌が入ったときに痛む場合もある。
女性の場合は子宮関連の病気の心配もあるという。
また腰椎のゆがみや骨盤のねじれがこの部分に負担をかけ痛むときもある。



お薬一覧

治療法としては、腸の炎症をおさえたり、腸の動きを整える薬物療法が中心です。必要に応じて栄養状態を改善したり、腸への刺激をさけるための食事療法や、手術を行う場合もあります。また、ストレスによって症状が悪化するため、心身の安静を保つことが重要になります。


2011/1/15(Sat) 14:14   X
病気になったら専門医res
水虫とは


カビのひとつである皮膚(ひふ)糸状菌(しじょうきん)(白癬菌(はくせんきん)ともいう)が、皮膚の角質や爪などに感染して起こる病気です。足だけでなく、爪、頭、手のひら、太ももの内側などにも現れます。とくに足の指の間など、温かく湿った場所を好みます。かゆみ、赤み、皮膚が白くふやける、皮がむけるなどの症状が出現するかどうかや、その程度は人によって違います。また他の人に感染することもありますが、抵抗力の強い人なら症状がでることはありません。

尋常性毛瘡【じんじょうせいもうそう】

ひげの生えた部分の毛穴に黄色ブドウ球菌が感染し、炎症を起こしたり化膿したりすること。また、軽い痛みやかゆみ、灼熱感を感じることもある。あごやほお、鼻の下などに発生しやすく、ひげ剃りが原因の場合は“かみそりまけ”とも言われる。一般的に抗生物質で治療をするが、症状が改善しない場合、白癬(はくせん)菌が感染していることもあり、その場合は治療薬を変更する必要がある。

指間カンジダ症【しかんかんじだしょう】

文字どおり指の股の間にできる、カンジダという真菌による感染症。水を扱うことの多い人、たとえば家庭の主婦や調理師などに多く見られる。手では中指と薬指の間が赤くなり、周囲に白くふやけた皮膚がみられ、ときに軽いかゆみがある。抗真菌薬の外用が中心だが、手を乾燥した状態に保つことも重要。

こんな爪は体が病気の疑いあり
体のどこかが悪くて、その症状が爪に出ることもある。毎日爪を見て要チェック!

《体のこんな病気が爪で分かる》
爪の色が白っぽくなる →肝臓の病気の疑いあり。その他、鉄欠乏性貧血も考えられる。ただし、1〜4歳ぐらいの乳幼児の爪は健康でも白っぽく見えることがあり、乳幼児は肝硬変にかかることはほとんどないので、心配はいらない。
爪の根元半分は白っぽく、先半分は赤褐色調になる →腎臓病の疑いあり。また、爪甲の先端に横縞の線が出る場合もある。

足の爪が暗赤色に変わる →冬の寒い時、指先が紫色になることがある。このように、爪も紫色になることがあるが、足の爪にだけ認められる時には、糖尿病や閉塞性動脈硬化症の疑いがある。

指・爪がまるくなる「ばち指」 →「ばち指」は指先が大きくふくらみ、そのために爪甲が丸く大きくなること。指先を曲げて横から見ると、爪の根元を覆っている皮膚と爪でできる角度が、正常な場合は160°程度なのに、ばち指がひどくなると200°以上になる。この爪になると、肺がんや心臓疾患の疑いあり。とくに、肺がんの初期症状(咳、たん、血痰など)が見られなくてもばち指になることがあるので、早期発見につながる。

スプーン爪 →スプーンのように爪の先が反り返って中央がへこんだ状態。鉄欠乏性貧血の場合、スプーン爪になることが多く、とくに毎月定期的に月経のある女性は注意。

お薬一覧

治療法としては薬物療法が中心です。水虫の原因となる皮膚(ひふ)糸状菌(しじょうきん)はカビのひとつです。カビは真菌(しんきん)とよばれ、カビに対する薬を抗真菌剤(こうしんきんざい)といいます。これには軟膏、液剤、ゲル状、粉末、スプレーなどさまざまなタイプがあり、水虫部分に直接塗ることで効果が得られます。他には服用したり注射したりして、全身に作用させる薬があります。



2011/1/15(Sat) 14:10   X
病気になったら専門医res
《卵管炎・卵巣炎》

卵管炎と卵巣炎は多くの場合併発するため、このふたつの病気をあわせて「子宮付属器炎」と呼ばれる。大腸菌や淋菌、クラミジアなどが子宮から卵管へ進入することで起こる病気。最近特に増加しているのがSTDのひとつ、クラミジアによるもの。原因菌がわかったら、必ずパートナーと一緒に治療すること。また、人工妊娠中絶や流産、出産がきっかけになることもある。放置しておくと腹膜炎や敗血症を引き起こしたり、不妊症の原因になることもあるので要注意。

下腹部の痛みや発熱を伴う場合はすぐに入院して抗生物質や消炎剤などで炎症を抑える。発熱がおさまっても慢性化を防ぐためにさらに数週間様子を見る。それでも症状が改善しない場合は卵管を切除してたまった膿や水を出す手術を行うことも。早期発見ができれば、通院で抗菌剤を服用しながら安静にすることで短期間で治療できる場合もある。やはり、「何かヘン」と思ったらすぐに病院で検査を受けることが肝心だ。




卵巣のう腫
卵巣は比較的腫瘍のできやすい臓器。ほとんどのケースが卵巣のう腫で、残りが充実性腫瘍と呼ばれるものだ。
卵巣内の組織の卵胞に液体などがたまってできた腫瘍。多くの場合は良性だが、中には悪性に変わるものもある。たまった内容物によって3種類に分けられる。
●皮様のう腫
髪の毛や歯、骨、皮脂分泌物が入っている腫瘍。卵子の元である胚細胞が変化し、成長ホルモンによって発育してしまったもの。ほとんどが良性だが、あまり大きくなったまま放置しておくと茎捻転(けいねんてん)を起こしやすいので要注意。

●漿液(しょうえき)性のう腫
無色または黄褐色のサラサラした液体が内部にたまった腫瘍。卵巣のう腫の中で最も多い。ほとんどが良性だが、皮様のう腫同様大きくなり過ぎると茎捻転を起こしやすい。

●偽粘性のう腫
ネバネバした粘液のような液体がたまるのう腫。良性のものと悪性のものがある。良性のものは茎捻転を除けばさほど心配はいらないが、悪性のものは急速に大きくなりやすく、全身の栄養が吸い取られて衰弱したり、転移することもある。

また、「チョコレートのう腫(のう胞)」と呼ばれる病気もある。これは卵巣に発生した子宮内膜症が、生理のたびに出血し、のう腫を形成していくもの。激しい生理痛、腰痛などを伴うケースが多い。
・子宮内膜症 《卵巣のう腫》


《茎捻転》
良性で小さなものなら月に1回程度の検診で経過を見守る。自然に小さくなり消えてしまうものもあるが、どんどん大きくなるようなら茎捻転などの危険性を考慮し、手術することも。また、良性か悪性かの判断ができない場合も、原則として腫瘍部分を除去する手術を行う。
《卵巣のう腫の治療法》
手術 良性の場合 腫瘍が小さい場合は体に負担の少ない腹腔鏡下手術を行い、問題の腫瘍部分だけを切除するので術後の妊娠は可能。大きな腫瘍の場合は卵巣ごと摘出することもあるが、片方が残っていれば妊娠も可能。
悪性の場合 卵巣がん


充実性腫瘍
卵巣の組織細胞にできた、さわると硬い腫瘍。良性のものもあるが、中には悪性に変化するもの、最初から悪性のものなど、性質はさまざま。
良性であっても悪性に変わる恐れがあるため、治療には注意が必要。最終的には腫瘍を取り除き、組織を調べることで良性か悪性かの確定診断ができることも多い。 卵巣のう腫同様、良性であれば腫瘍だけを切除し、術後の妊娠・出産の可能性も考えられる。
《充実性腫瘍》


卵巣がん
卵巣のう腫や充実性腫瘍など、卵巣にできたすべての腫瘍のうち悪性のものを卵巣がんと呼ぶ。一般的に40代以降に多いと言われているが、20代に起こるケースもある。未婚の女性や、排卵の回数が多い女性(妊娠・出産の経験がない女性)ほど発生率が高いとも言われているが、原因ははっきりしない。また、食生活の欧米化に伴って増加していることから、動物性脂肪・たんぱく質の摂取との関係についても考えられている。

卵巣がんの場合、手術による卵巣の摘出と化学療法が基本となる。
手術は腫瘍の状態や年齢、ライフスタイルによって変わってくる。例えば20〜30代で、これから妊娠を望んでいる場合にはできるだけ腫瘍部分だけを切除、40代以降なら反対側の卵巣もチェックして問題がなければ片方だけを切除、さらに閉経が近い年齢であればリスク回避のために両方の卵巣を切除するなどの方法が考えられる。
《卵巣がんの治療法》
手術 初期の場合 片方の卵巣や子宮を残して化学療法で治療する方法もある。妊娠の可能性はあるが、再発の可能性もある。
進行している場合 両方の卵巣、卵管、子宮、リンパ節などをすべて切除する方法がとられる。妊娠はできなくなるが、再発の可能性は抑えられる。



2011/1/15(Sat) 14:07   X
病気になったら専門医res
性器クラミジア感染症とは


クラミジア・トラコマティスという細菌が性的行為などによって感染し、ひき起こされる病気で、性感染症(STD)のひとつです。日本での感染者数は10代後半から20代を中心に100万人以上と多く、社会問題となっています。
感染しても無症状のことや、軽い症状(男性は排尿痛、尿道のかゆみや不快感など、女性はおりものが多くなる、排尿痛など)にとどまることが多いようですが、個人差がみられます。また、治療をせずにほうっておくと、泌尿器や生殖器の病気、不妊症、生まれてくる赤ちゃんへの感染など、さまざまな症状や病気へつながってしまいます。


お薬一覧

治療法は抗生物質や抗菌剤による薬物療法が中心です。薬物療法を始めると、数日で症状が治まることがあります。しかし、処方された薬の服用を途中でやめてしまうと、残っていた菌が力を取り戻して再び症状を現わすことがあります。処方された薬は、医師の指示に従って服用し続けることが重要です。


前立腺炎【ぜんりつせんえん】

前立腺が炎症を起こした状態で、あらゆる年代の男性に起こる。急性前立腺炎と慢性前立腺炎に分類され、急性前立腺炎では大腸菌などが原因のことが多い。慢性前立腺炎は細菌性と非細菌性とがあり、30〜50%に細菌が認められ、クラミジアなどが原因のことが多い。頻尿、排尿時痛、排尿困難、下腹部などの症状がある。

尿路感染症【にょうろかんせんしょう】

腎、尿管、膀胱、尿道など、尿路で生じた感染症の総称。一般的には腎盂腎炎と膀胱炎に該当すると考えてよい。大腸菌、グラム陰性棹菌(腸内細菌)、緑膿菌、ブドウ球菌などの細菌に感染することで生じる。感染の85%以上は、腸や腟から細菌が侵入して引き起こされるが、通常は細菌が尿路に入っても排尿時に押し出される。冷えや過度の排尿自制、尿流の停滞などが発症のきっかけとなる。

不妊症【ふにんしょう】

生殖可能な年齢にあり、正常な性生活を営んでいるにもかかわらず、避妊期間を除いて2年以上経過し妊娠の成立をみない状態をいう。全夫婦の10%は不妊とされている。原因が男女のどちらかによって女性不妊・男性不妊と区別され、およそ2〜3:1の割合となっている。排卵障害、受精障害、卵管内通過障害や着床障害などが原因で、排卵誘発法や卵管形成術などの手術のほか、最近では体外受精なども頻繁に行われている。


2011/1/15(Sat) 14:04   X
病気になったら専門医res
「魚を食べるなら、だんぜん”イワシ”がオススメ!」
DHA、EPAの健康パワーのヒミツはこれ!


●生活習慣病に効くイワシパワー
がん、心臓病、脳卒中、動脈硬化、高血圧、糖尿病など、いわゆる生活習慣病といわれる病気は、死亡原因の上位を占めており、どの病気も食生活と深い関係があるといわれている。 食事がその病気の原因
にもなるが、食事によって病気が治ることもあるといわれているほどだ。
とくにDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサぺンタエン酸)には、これらの病気を予防・改善するはたらきがあるという。では、具体的にそのはたらきのいくつかを見てみよう。


●血液をサラサラにして血栓予防!
EPAには血液を固まりにくくする作用があるといわれている。
血液が血管で固まったものを血栓というが、この血栓で血管が詰まると血液が流れなくなり、脳に血栓ができれば脳血栓、脳卒中などを起こす可能性がある。 同様に、心臓の筋肉に酸素や栄養を与える動脈の一部が硬化や血栓によって狭くなったりふさがったりすると心筋梗塞を起こしやすくなる。これらの血栓ができるのを防ぐ効果がEPAにはあるのだ。


●気になるコレステロール値を下げてくれるDHA
コレステロールと聞くと悪いものだと思う人も多いが、必ずしも悪いものとは限らない。コレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)と呼ばれるものがあるが、この二つのバランスが崩れ、悪玉コレステロールが増えすぎると血管壁にコレステロールがたまって動脈硬化が進む原因となる。 DHAには、この悪玉コレステロールを減らす作用がある。 また、中年になると気になる皮下脂肪の主成分である中性脂肪を減らすはたらきもあるのだ。


●DHAで頭がよくなる!
実は、DHAは脳に大きな影響を与えるといわれている。脳には約140億個の細胞があるといわれているが、この細胞にはニューロンという突起した神経細胞があり、このニューロンから伸びた突起と他の神経細胞が結合している部分をシナプスという。このシナプスは電話局や放送局のようなはたらきがあり、ここでさまざまな情報の伝達が行われているのだ。DHAはこのシナプスにも入ることができ、このシナプスの情報処理能力の良し悪しに関係しているといわれている。つまり、DHAが多いほど、シナプス膜を柔らかくすることができ、情報伝達もスムーズに行くと考えられているのだ。
「魚をたくさん食べると頭がよくなる」のはあながちうそではない!


●妊娠中の女性はとくに魚を食べよう
DHAを摂取して頭がよくなるのは、生まれた後のことばかりでなく、胎児にも大きく影響を与えていることが分かっている。
脳の神経細胞の数は胎児の脳が形成されるときに決定し、生まれた後では神経細胞の数は増えない。当然胎児は母体からDHAを摂取するわけだから、脳の神経細胞を増やし、十分な発達を促すためには、妊娠中の女性はDHAを多く含んだイワシなどを積極的に食べるべきなのである。
ただし、過剰摂取による副作用についてはまだ解明されていないので、錠剤などをとり過ぎるのは避け、なるべく魚の形で食べるように心がけよう。


●老化やボケも予防できる!
高齢化社会になるにつれてお年寄りが増え、老年期認知症(老人ぼけ)も増えているが、これは脳の血管が詰まり、損傷するために起こるもの。こうした脳細胞の破壊が、記憶する役割のある部分で起こると認知症になってしまうのだ。脳の神経細胞は生まれてから増えることはなく、年とともに減っていく一方だが、DHAを十分にとり、絶えず脳に刺激を与えると残った神経細胞を活性化させることができる。脳は刺激を与えて鍛えれば鍛えるだけ向上する性質があり、これは年をとっても変わらないため、ボケの防止にもなるのだ。



2011/1/15(Sat) 14:00   X
病気になったら専門医res
アルツハイマー型認知症とは


いちど正常に発達した知能が、脳の病気によって低下してしまう状態を認知症といいます。その中でも、脳の神経細胞が急激に減少して脳が萎縮することにより引き起こされるのが、アルツハイマー型認知症で、長寿国となった日本で増えている病気です。初めの頃は、物忘れが多くなったり、人・場所・時間などを正しく認識できなくなったりします。その後、被害妄想や幻覚、暴言・暴力・徘徊・不潔行為などの問題行動が現れる場合もあります。このような症状が現れても、本人が「病気だという自覚をもたない」ということも、この病気の特徴です。

脳萎縮【のういしゅく】

脳容積の減少をきたしている状態で、独立した疾患ではなく、非常に多くの原因によって生じる。原因としては外傷、脳血管障害をはじめとして各種の先天性および発生異常、遺伝性疾患、変性疾患、代謝性疾患などが挙げられる。生理的な脳萎縮として加齢によるものもある。


認知症の7割はアルツハイマー型認知症と脳血管性認知症

実際の認知症患者の7割はアルツハイマー型認知症と脳血管性認知症に分けられる。
●変性性認知症…アルツハイマー
脳の実質の変性により、神経細胞が脱落し、脳が萎縮して生じる。代表的な病気がアルツハイマー型認知症。アルツハイマー型認知症の場合、原因についてはまだ明らかではないが、危険因子についてはいくつかわかっている。

●脳血管性認知症
脳梗塞や脳出血などによって脳の神経細胞に酸素や栄養が行き届かなくなり、障害が起こる。梗塞や出血の程度が大きければ一度の発作で認知症が生じるが、自覚症状がないような小さな発作を繰り返すうちに神経細胞が広範囲で傷つけられ、やがて認知症がおこる。脳梗塞、脳出血の原因となる脳動脈硬化をまず防ぐことが肝心。そのほか高血圧、高脂血症、糖尿病などいわゆる生活習慣病も危険因子に数えられる。



お薬一覧

アルツハイマー型認知症の原因を、完全に治すことはできないといわれています。しかし、1,999年にアルツハイマー病治療薬が日本で使えるようになり、症状の進行を抑制できるケースもでてきました。また、被害妄想や幻覚、問題行動に対しては、抗精神病薬、抗不安薬、脳循環・代謝改善薬といった向精神薬を用いることがあります。これらの薬の効果や使用するかどうかには、個人差があります。

認知症の症状が出てくると「もう治らない」と諦めてしまいがちだが、以下の例のように改善する認知症もある。
慢性硬膜下血腫 頭を打った際血管が切れ、1〜2週間かけてゆっくりと硬膜とくも膜の間に血液がたまる病気。たまった血液(血腫)が脳を圧迫して頭痛、吐き気、手足のマヒに続いて物忘れなどの認知症状が現れる。たまった血腫を手術で取り除くと認知症の症状が改善される。
甲状腺機能低下症 甲状腺疾患が原因で記憶障害や意欲の低下が見られる認知症。甲状腺ホルモンを服用することで改善される。
正常圧水頭症 頭蓋骨の中の脳脊髄液(のうせきずいえき)が何かの理由により流れが悪くなってたまり、脳を圧迫することで起こる。歩行障害や認知症の症状を表すが、最近では効果的な手術によって症状を改善させるケースも増え、注目が集まっている。近年、これまで考えられていたよりも、有病率が高いことが分かってきた。

2011/1/15(Sat) 13:57   X
病気になったら専門医res
禁煙補助剤とは


日本は諸外国とくらべ、喫煙率の高い国です。平成19年に発表された日本における成人の平均喫煙率は、男性で40.2%、女性で12.7%でした。男性の平均喫煙率は徐々に減少してきていますが、女性の場合は、平成に入ってからは横ばいで、20歳代〜50歳代にかけて増加している状況です。たばこの煙には、ニコチンのほかタールといった発がん物質や有害物質が含まれていて、肺がんをはじめ、心臓や消化器系の病気などをひきおこしやすくさせてしまいます。さらに、喫煙していない人も、喫煙している人のたばこの煙(副流煙)を吸い込むことで同様に健康被害をうけるため、問題視されています。


アルカリ性の副流煙は目と鼻を刺激

喫煙者が直接吸い込む「主流煙」に対して、火のついた部分から立ち上る紫煙を「副流煙」と呼びます。煙に含まれる200種以上の有害物質(ニコチン、タール、一酸化炭素など)の含有量は、主流煙より副流煙の方が多いことが分かっています。また、主流煙は酸性ですが、副流煙はアルカリ性で、目や鼻の粘膜をより刺激します。


お薬一覧

喫煙が体に悪いことは分かっていてもなかなか禁煙できないという人を、禁煙へと導いてくれるのが禁煙補助剤です。市販薬もありますが、保険の適用される医療用の禁煙補助剤は、心臓や肺など何らかの病気があるために禁煙が必要だと医師に診断されたり、ニコチン依存症に関するスクリーニングテストを行い、強く禁煙を希望していることが明らかになった場合でないと処方されないようです。


2011/1/15(Sat) 13:54   X