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XXV 倫理

倫理観の問題と言えば不倫が挙げられるが、不倫に対する女性の見識は年齢層によっても状況に於いても異なる 高校を卒業して、或いは大学を卒業して世代の異なる年上の男性と接する際に、結婚を意識する事も少ない所為か、不倫に対して寛容なタイプも多い様に思える 好奇心なのか、社会生活としても享受する姿勢なのか不明だが、十代から二十代前半の人達は寛容なのかもしれないけど、当然拒否する人達は真面目な付き合いの彼氏の存在が否定するのだろうし、基本的に考え方も環境等に左右される生理的な感覚かも知れない しかし人生経験も積み男を見る目も肥えてくれば、或いは過去の思い出とか寂しさから考え方は否定派・肯定派何れかになるのだろうね 京子の過去を暴く事は避けたいけれど、何故に敏感に反応をするのだろうか?不倫の場合結婚していれば夫如何では被害者になる事も有るが、自分が主犯になる事も有る しかし当人が独身であれば、共犯者にしかならないのだ 不特定多数との性交渉は当然だけど、性病に成り易いよね 直ぐに発病しないし潜伏期間も有るので怖いと思う 性器ヘルペスや淋病が二日から十日前後・性器クラミジアとかトリコモナス症が一週間から三週間・梅毒だと三週間の潜伏期だし、尖形コンジロームとかカンジダ症等は数年にも及ぶのだからね 家族に病気が媒介したら最悪の状態だと思われるよ カンジダ症の様に健康な人の体内に存在する場合も有るので、感染経路が不明な事が有ったとしても、不特定多数との性交渉で命を落とす事にならないとも言い切れないのが怖いと思うよ カといって恥ずかしいから病院で処方を受けないのは、最悪な状態に成るだろうし注意だね 専門医で有れば適切な処置を施してくれるからね(現在はSTD(性感染症)に罹った者は、どんなSTDであれ症状の度合いに関係なく、強制的に拘置施設に収容されて処置されるらしい 但し長期間或いは無期限の拘束である)
特にB型肝炎はキスだけでも感染して、慢性化すると肝硬変、肝臓癌へ進行する(C型に較べ肝硬変を経ずに癌化するのだ)一旦感染した場合は肝臓内に残るので一生治らないのである HIVは御存知の通りだし、コンジロームは完治困難で再発率が極めて高いし、一旦感染した場合は定期的に子宮頸癌検診が必要である ヘルパスの場合も眼に入ると失明、脳に入ると死亡の危険も有るのだ これらの病気はコンドームを使用しても感染するしキスだけでも感染する病気である クラミジア・ピロリ菌等も怖いけどね 毛じらみ程度と考えている人だって、幼児の睫毛に移ると失明の可能性だってあるからね クラミジアなど他の性病に感染していると、エイズには感染しやすくなるが、日本では少ないものの中国辺りではエイズと結核は密接な関係を持ち、中国のエイズ患者の3分の1は結核死だよ 両者は今後、中国で相乗効果を起こしながら蔓延していく事になる 中国などの結核、東南アジアの淋病、インドなどの腸チフス菌、赤痢菌は耐性菌が出現して医療現場が深刻になっているそうである 中国では数年前から日本の援助を求める動きがあり、無償資金協力をしているが、十分とは言えない規模 全てに於いて自分だけの問題では済まされないっう事である 偶々中国での話も交えたりしたが、現実は日本国内での隣人なのかもしれないよ 性病と結核の関連など考えられない日本だって、水際防御が出来ずに結核だってならないとも限らないのだ 病気に成った時は健康の時を感謝する 相手の立場とか、自分が病に犯された時しか理解出来なかったりするものである 病院のベッドで毎日毎日天井を見ている事など健康な時は考えない 動きたくとも動けないのは、一口に辛いという言葉では表せないものである どんなに健康は常々留意しても、掛る時も有るけれどね。まぁ誰でも良しするのでは無くて、本来将来を添い遂げる相手との純粋な付き合いが望ましいんだけど・・ 現代社会では難しいのだろうか また自分も相手の事を責められないから強くも否定出来ないけれどね 今は菌の遺伝子調べるPCR法っうので判断が可能らしいよ 普段から家庭では逆性石鹸を購入して利用する事は当然だけど、病気の場合は妊婦の場合は生まれる子供にも影響を及ぼすのだから罪深いと思われるね 不特定多数でなければ人間的に変化する場合も望める場合も有るんだけれどね 人を見る能力が今後は必要になるだろうけど、恋は盲目だからリスクも大きいと思うよ 限りある人生の中で、可能性を更に制約してしまうのは当人の判断次第だな