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XXVIII 両手両足

無責任社会の中で自分が自暴自棄に成らない為には、家族の支えと自立した精神の両輪を持ち合わせないと難しいと思うよ 一人で生きていく事は大変な事だと思う 精神の自立は時として、年齢に関係無い点が大きく影響を
及ぼすので注意が必要だと思うのだが、周囲は自分の生活だけで精一杯だったりするから、当人の考えも辛さも理解出来ない事が殆どでしょうね 自我に目覚め自立する事が望ましい事は重々承知をしているが、空回りしている事だって有るのにね 何故空回りするのか不安な時にも、周囲は追い討ちを掛けたりする場合が多いよ
会社組織は、蟻社会の組織と共通しているかもね 先日読んでいた本の中で、蟻というのは忙しく動いている様だけれども、実際生産に伴う活動蟻は全体の二割程度なのだそうである
人間社会と同一レベルで現状を比較対照とする事は出来ないけれど、トップダウンのレイバーワークで無いのなら何れかにしても、息抜きと言うのか手抜きと言うのか、何処か役割を持ち合わせているのか不明だけど、非生産的な構成員が組織内に発生するとも言えるのではないのだろうか?
お互いの支え合いは大切な事だよね 協力関係が、共存関係に結びつくのだろうけれど、相手との意思疎通が図れないとか、会社組織の人事バランスと供給バランスの調和が取れないと結果的に各々の不満が累積して、他愛も無い切っ掛けで爆発する事も有るのかも知れないけれど、どうしても「大人なんだから・・ 常識の範疇で・・云々」 として片付けてしまう
夫婦間でも同じだよ 日本人男は女に、好きだとか綺麗だとか・・当たり前の分かっているだろう言葉を掛ける事は
無いものね まぁ俺自身も違いに漏れない男なので、得てして他人を責める事は出来ない 
ふと思ったけど、イモリって手足を失っても失った部分が゛脱分化゛して元の状態に戻るんだよね ホメオボックス遺伝子っうか、生物の設計図を失った手足を再生させる為に呼び起こすのだけど(刺胞動物とか環形動物も同様だが)仮に、脳ミソっうか頭脳の場合に記憶はどの様に変化するのだろう ゼロになっちゃうのかな? 形だけは瓜二つだけど中身は不明だな 分からないから悩むと眠くなるんだな 腸内細菌が多いのだろうか・・ ずぅ〜と眠っていても大丈夫かもしれん

今日もハローワークに出掛けて行くけれど、市営図書館などにも幅広い年齢層の男性が多い
仕事に従事していた時だって、休日返上で会社に居る時が多かった ワーカホリック(workaholic)では無いが、自分の存在意義を表現できる場所は会社しか無かったのかもしれない 偶の休みに出掛けても、当ても無いから何時も同じ場所だよ パワーセンターでも在れば望ましいけど、家電ショップやホームセンター・本屋など、喫茶店やファミリーレストランで時間潰しも良いけれど、男一人で何時間も過ごす事に抵抗が有るよね 
ファミレ巣だね ランチの時間は・・? プー太郎はランチタイムを気にする事無く、何時間でもコーヒーだけで時間を潰せる有り余る時間が有るけれど、匹敵するのが御近所主婦だな 俺より先に来て俺より後に帰るからね
偶に息抜き主婦も居るだろうが、俺と同じ暇人主婦も居るからな 同様なのが市営図書館や地区図書館だよ
六十代過ぎのオジサン達や二十歳前後の若者達も見受けられる 仕事はどうした?学校は? 訊ける筈も無く無言のまま静かに腰を下ろす 図書館はシンと静まり返っている 時偶聞こえる椅子を曳く音・鉛筆がノートを走る音・ページを捲る音・・ パソコンのキーボードを叩く音は気に掛るね チョッと煩い!耳障りだ いっその事、環境音楽でも掛けて貰った方が個人的には嬉しいが、何れにせよ僅かな音でも気懸かりになれば問題になるのだろうね 性格なのか、置かれた状況に起因するのか不明だけど・・
最近の言葉の中に「うざい」と言う若者が見受けられるが、本来は東京都西多摩地方の方言だったそうである
語尾があんまり綺麗では無いので自分は使わないが、本来の意味も面倒だとか不快を表す意味なのだそうである 自分も他人の事を言えたものでは無いが、乱筆や濁り言葉も里が悪いか育ちが悪いかの指摘観を持ってしまう 例えが悪いかもしれないが、犯罪者と加害者の立場では無いけれど少年少女の非行原因は、地域ぐるみで非行予防が出来ていない点も有るのではないだろうか? 言葉や動作・違和感のある服装身なりも、確かに大人から見た一方通行の面なのかもしれない しかし、地域社会の中で非行の原因に成り得る環境の整備とか、非行の早期発見、或いは非行を犯した少年少女を地域社会の中で差別するとか疎外しないで、更生を応援する基盤作りも必要なんだと思う 責めるだけでなく相手を認める事も必要だと思う しかし飽く迄も本人に改悛(かいしゅん)の情が有る場合に限るけどね 今後2度と同じ過ちを繰り返さないという自覚と態度を持たなかったら、刑罰を受け懲役も致し方ないと思われるよ とは言っても受刑者の衣食住は税金なので、犯罪の頻度や重罪の場合は、欧米社会の様に早期処理処遇が必要かもしれないね 十二人の小陪審(審理陪審)であれ、二十三人の大陪審(起訴陪審)であれ、一般市民の良識・判断も司法と同程度に比較出来ないものの、国民が参加する事で誤判を防ぎ早期解決処理が出来ると思う しかし考えるに、時には犯罪者に死罪を申し渡す事が一般的精神で簡単に出来るのか? 重罪を犯した以上は処罰を受ける事は当然である しかし犯罪者とは云え相手に死罪を申し付ける陪審員は、正義の為の血の通った身体と、鉄の精神が必要だと思われる しかも一定以上の見識も常識も必要なのである 制約が有れば在る程、一般小市民から離れる事は必然なのだが、反面幅広い意見も必要なのである。俺自身を含めて公園での失業者!? らしき人達もチラホラと見受けられるのは、天気も良くなって暖かく成ってきたからだろうか 季節は関係無く移り過ぎるのだよね